■ 神奈川新英研12月例会
2014年12月
●近況,最近取り組んでいること
- なるべくたくさん英語で喋ってほしいので、ペアワークでQ&Aを定期的にやったりしています。
- 中1生、習熟別クラス(定着・基礎)で11月から帯番組として「じゃれマガ」と「vocabulary」「どくしょワークシート」をプラス。日直による授業スタート。
- 音読(授業内・自宅課題として)
- 大学院生対象の詩の授業
- 大学生には、Independent Learnerになってもらいたいということ。そのためにはpresentationや自己表現writingで発表までがわりと有効かなと思っています。
●授業でうまくいかないこと、悩んでいることなど
- 英語表現の授業のやり方。どうしても文法の説明中心になり、英語を使うことを授業で取り組めていない。
- 英語コミュニケーションの授業で、読む作業は精読に時間がかけられていない。
- 英語を使う時間をとれていない。
- 同僚性(アプローチの仕方が異なる同僚と組む時)
- 教科書の説明が苦手…、眠くならないようにしてあげたいと思っています。
- 疑問詞、三単現から文法を整理できなくなった子が増えてきた。
- 分からないから、授業に対して積極的に取り組めない子も増えてきた。
- 英文を文法的に理解してから音読をしてほしいが、ただ音読をしている生徒が多い。
- 高校三年生担当なので、受験を意識した演習が中心となってしまい、楽しくない日々です。
●神奈川新英研事務局への意見
- 冷たい雨の中、こんなにたくさん集まってすばらしいですね。
●中学実践報告:「英語の魅力とわくわくを伝える授業」
廣橋智美さん (品川区立八潮学園中学校)
1. はじめに
- レポーターから:
オーストラリア留学中、英語を通して、言葉や文化の違いを超えて人とつながる温かさや喜びを体験しました。そんな体験や、英語の魅力を、日々の教室で実感してもらえる授業をしたい、という思いで授業を考えています。海外からの旅人が泊まるゲストハウスとコラボして、生徒の作品や実際の交流を通して世界と生徒をつないだ実践と、日々の授業をできるだけ「わくわく」させる工夫の実践を、報告します。 - プロフィール:
オーストラリアへの留学を通して知った英語の魅力を「英語なんて自分に必要ない。何で勉強しなっきゃいけないの?」という子もいる日本の子どもに伝えたくて英語の先生に。
2. めざす授業
- 「わくわく」・・・英語で世界がひろがること、英語で人とつながる感動を授業を通して伝えたい。先生自身が楽しく英語を使ってみせて、生徒に「先生が楽しそうだから自分もやってみよう」という気にさせ、Myワールドに巻き込んでいくような授業がしたい!!
《プロジェクト編》
ゲストハウス実践…英語を通してリアルに外国人と交流する環境を作りたい。
実践①:「オススメ日本食」紹介MAP
ゲストハウス実践…英語を通してリアルに外国人と交流する環境を作りたい。
実践①:「オススメ日本食」紹介MAP
- 生徒一人一人の「外国人旅行者に勧めたい日本食」紹介カードを日本地図に貼り、日本食ご当地マップを作りました。
- 後日、ゲストハウスに掲示させてもらい、「食べたい」「食べたことがある」をシールで投票してもらいました。
- 数ヶ月後、学校に持ち帰り、廊下に掲示。投票結果を発表したり、学校公開日には保護者にも投票してもらいました。
- 行ってみたい国について調べて書いたカードを一冊の本にしました。多くの外国人に気軽に読んでもらえるよう、ゲストハウスのコモンスペースに置かせてもらいました。
- 生徒が作ったカードの裏にメッセージを書いてもらったり、読んでくれた人にも自分の国や行ってみたい国を書いてもらいました。
- 定期的に学校に持ち帰り、廊下に掲示したり、メッセージをもらっている生徒に知らせたりしています。
- 春休みに希望者を募り、ゲストハウスを訪問。朝ご飯におにぎりをふるまい、好きな具をインタビューしたり、作り方を教えながら食事。その後、コモンスペースに展示してもらっている「オススメ日本食」マップを使い、おすすめの日本食を紹介したり、投票してもらったりと、フリートークで交流
- 外国の方々を学校に招き、生徒一人一人が自分の好きな「日本文化」を実物、または写真を見せながら紹介。外国人に4部門のMVPを選んでもらいました。
- (英語部門・内容部門・コミュニケーション部門・紹介したもの部門)
《普段の授業編》
- 授業形態…普段は1クラス2展開の習熟度別少人数授業だが、プロジェクト活動や自己表現活動などをするときは合同で授業している。
- スタイル…学習プリントとノートを使用
- 副教材はワーク(パートナー)と3年間の復習教材(3年間の総まとめ)
- 予習は教科書本文の筆写と単語調べ(宿題)
- 復習はワークの該当ページ
- 1時間の授業の流れ
①あいさつ
②単語テスト
③英語の歌&宿題チェック(スタンピング)
文法
④導入
⑤基本文暗記
⑥演習
⑦コミュニケーション活動
⑧確認問題
⑨自己表現・発表
⑩宿題予告・あいさつ教科書
④導入
⑤本文聞き取り
⑥音読
⑦本文読み取り(Q&A, T/F)
⑧本文読み取り(ノートまとめ、訳)
3. 心がけていること
- 英語や授業での場面をリアルに感じたり、興味をもったりしてもらうため、教科書の場面やテーマに合わせて、海外での出来事や外国人とのやりとりなどに関わって自分自身の経験談を話す。また、留学や旅での写真や実物などを見せる。
- じっくりと英語で表現し、シェアし合う機会を作るため、スピーチや紹介文などの作品
- 作りや発表などのプロジェクト活動での表現活動を各学期に一度は行う。
- 自分自身が海外や英語でのコミュニケーションにわくわくし続け、生徒にリアルタイムで発信し続ける。
3. 生徒の感想 《その発信を子どもたちはどう受信したか編》
- 外国人と話す機会を沢山作ってもらえたのが良かった。
- 先生の授業は何と言っても実用的だった。留学とかの話を聞いて、行ってみたいと思いました。
- 外国の人達とたくさんふれあえたのが良い経験になった。
- 先生のおかげでもっと英語が好きになった!留学したいと思った!
- 廣橋先生の授業は毎時間たのしく、わかりやすかったです。
- 英語は苦手だけど、授業は凄く楽しかったです。先生、LOVE―!!!
- 先生が英語の先生で良かった! 本当に1時間1時間、幸せだった!
- 先生の授業はわかりやすくて、楽しくて大好きでした。
- 先生が伝えたかったこと、きっとみんなに伝わったとおもいます。先生の行動力のすごさを見習って、私も色々なことに挑戦します。
<参加者の感想>
- (発表者)自分でいいのか…と不安でしたが、自分自身とても勉強になり、温かい言葉をかけていただき、とても良い機会でした。今年は、飛び入りの学年で、去年まで程うまくいかないことが多いのですが、自分の教員になった初心、一番大切にしたいことを思い出すことができました。
- 中学・高校のレポートを聞いて、私も"がんばろう"と思いました。
- オリジナルキャラまる2のパワーを信じて、手書きの良さを生徒に与え続けてください。絵は強力なコミュニケーションツールですよね。
- ルーティーンを土台とすること。教科書を活用しきること。生徒の脳を動かし続け、(先生は黒子〈コーチ〉に徹する)、生徒を活動させる授業を作ることが肝要です。Make kids busy! Let them learn from each other!
- シラバスをCan-Do-Listとともにしっかり作ってください。評価評定のシステムが分かっていれば、生徒は安心して努力します。(三年間のゴール、そこから逆算したゴールを毎時間意識し、させることが大切でしょう。今の活動が、何を目的に、どんな力が付くのか、そしてどう評価されるか、がわかると、生徒は自律的に学習します。)
- オーストラリアでの話やタイの旅行記など、先生自身の体験だからすごく惹きつけられるし、印象に残るんだなと思いました。実物や実体験など、"生"のものって大きいと思いました。そして先生側もいろいろな体験をする必要があるな、と感じました。
- レポートを聞いて感じたことですが、イベント的なものを通して子どもたちは確実に英語を使えるようになったと思います。英語を使えるようになることと、テストで点数を取れるようにすることの間に大きなギャップがあり、私自身戸惑うことが少なくありません。廣橋先生のように、様々なアイディアがある先生だと、よりとまどうかと思いますが、今やられている工夫はこれからも続けてほしいと思いました。
- 聞いていて、とても先生が楽しそうで、上手に生徒を巻き込みながら、生徒と一緒に楽しんでいる姿が目に浮かび、感銘を受けました。特に、オリジナルキャラクターを作って、「授業」と生徒のつながりを生み出したり、ゲストハウスや、近所のレストランなどのリソースを使って、世界と授業のつながりを作ったり、生徒同士の活動を活用しながら生徒たちのつながりを築いている実践に感動しました。
- 「楽しい授業」と「力のつく授業」との両立は結構難しいと思います。先生の勤務校の現状がよくわかりませんが、語学には地道なトレーニングがやはり、欠かせません。それを、中学の授業の中でどう生徒にさせていくのか、もっと追究されると良いと思います。まだ、プリントetc.での英語の提示の仕方(構文の難易度をsmall stepで上げていくか)や生徒の英語のconnecting(自己表現のブックの活用は、典型的な誤用ばかりです。どこかで注意を喚起したりすれば、良い学習の機会になります)などは、もっと工夫の余地があると思いました。
- 英語の授業の基本は、言葉をつかって、エラーを直し、反復練習をして、定着させていくことだと思います。英語を使う動機づけは素晴らしいので生徒にどんどん授業の中で英語を使わせ、適切なフィードバックや、注意喚起、適切なものの顕在化をすれば、生徒の力はつくと思います。頑張ってください。
- 面白い実践がいろいろ聞けて、充実していました。全てとても参考になりました。
- 生徒さんたちの感想を読ませてもらって先生の体験・経験を一生懸命に実践されてこられたことが、確実に生徒さんたちに受け入れられ、それが生徒さんたちに影響を与えることを強く感じました。今後の授業を楽しみにしています。授業に対する不安もお持ちだと思いますが、今のご自身を出され、生徒さんたちに英語を学習する意味を今後も伝えつづけてください。今日はありがとうございました。
- 昔、深夜特急というドラマでゲストハウスが出てきたことを思い出しました。その際、アジアの国々を回っている場面で、英語を使ってコミュニケーションをとっている事が印象的でした。英語へのあこがれを持ったことを思い出しました。私も自分の体験をもっと語って、私自身が英語に興味を持って経験を授業で話したいと思いました。
- まるるんがとてもかわいくて、はまりそうになりました。中学生で初めて英語に出会う生徒たちにとって、まずは英語そのものに興味を抱くような取り組みをされていることは素晴らしいと思います。このような授業を受けてきたら、英語がキライ!と思って高校に入学する生徒も減っていく気がしました。ありがとうございました。
- 生徒の動機付けを意識して、工夫の多い実践だったと思います。若手の先生の柔軟な発想力にとても刺激を受けました。生徒が英語学習を続けていくかどうかは、楽しさだけでは厳しいのかなとも感じます。生徒の「わかった!」という気持ちを大切にすることにもチャレンジしていただければパーフェクトなのでは?頑張ってください。
●高校実践報告:
「学びはひとりでは成立しない ―生徒に協同感を持たせるための仕掛けづくり―」
倉本和晃さん(慶應義塾高等学校)
1. はじめに
- レポーターから:今はネットや学習書を利用すれば一人で英語学習ができる時代です。そのような中、教室で英語を学ぶ意味はどこにあるのでしょうか。答えは仲間と共に学ぶことにあると私は考えます。この数年、授業を組み立てる際に「他者と関わることで成立する学び」を念頭に置いてきました。その取り組みを皆様と共有できればと思っています。
- 協同学習を取り入れる目的:生徒が人と関わることで何かを学ぶ機会を提供すること
- 教員の手から放して生徒たちに自主的に動かすのは不得意だからこそ、挑戦しなければという意識でこの2-3年取り組んできた。自分は協同学習で学んだ経験はない。基本訳読、文法の授業、、、ソロの活動だった。求められている活動スタイルは一人でもできるから、自分の中に引き出しがない。教室は仲間と勉強できる環境なので、それを活かすほうがいいと。
- 慶應高校:マンモス校で男子校、約2200名の生徒数、54クラス。自分もそこにいて集団に紛れてしまう感覚。大学付属で、98~99%が慶應大学に進学。入試対策の必要がなく日常生活で英語を使わない日本社会の中で、学習の動機付けは苦心する。カリキュラムは、他校と比べると英語の授業時数は少ない。
2. イントロ
A. 家でできることと教室でできること
- 授業では授業でしかできないことをやらせたい
- 家でできることと教室でできることを明確に区別する
- 教室は、家と異なり仲間がいて、対面型のコミュニケーションを行うことができる。
- その特徴を生かした授業を行いたい
B. 求められる学習姿勢
- 就職したら誰かと一緒に仕事に取り組むことが求められる。その相手は気の合う人とは限らない。自分にも相手にも集団にとっても人とうまく付き合っていく力が必要で、早い段階で養っていくことが必要。(協同学習)
- 指導者が常に学習者のそばにいることはできない。そのような中、学習者はわからないところがあったとき、誰を頼りに?→仲間(学習共同体)
- 学びの責任は究極的には学習者にしか取れない(自律的学習)
C. 本発表の目的
- 協同学習を通じて、学習共同体を形成し自律的学習につなげる
3. しかけづくり
A. コの字座席配置:ペア・グループワークのため
- 生徒:隣の人がパートナー(プリント2p.)=ペアワークがしやすい
- クラス生徒の顔が互いに見える → クラスとしての一体感を持たせることが可能
- 教員:真ん中にいるとどの生徒ともつながれる、存在を認める感覚
- 今、疑似コの字型を作っているこのスタイルは、協同学習ではおなじみ
B. ペア挙手制
- 二人ペアで同時に手を挙げる、あたったらポイントというインセンティブ
- 一人で挙手してもあてない、二人ペアで挙手し一人をあてる。
- 発表したら二人に1ポイントずつ
目的は、
- 二人の間に教えあう、助け合う関係性を築く
- 発表する不安を減少させる(間違っても自分一人の責任ではないから)
- 集中力が増す(パートナーに対する責任が生じるから)
- 「点取り虫」と見られない(手を挙げるのはパートナー、ペアのためと言えるから)
- より多くの生徒が参加(一人の生徒が答えても、二人の協力の結果だから)
→ 自発的姿勢を期待
C. 発話を引き出す質問
- 質問について友だちと語り合いたくなるような、いい質問を心がける
- 質問のタイプ
1)意見、2)経験、3)リサーチ
例 先日の中間テストで出した問題
Q: Rare job is a company offering English conversation courses through Skype. The course fee is very inexpensive and its tutors are Filipinos. Do you want to take this course? Why, or why not? Write your idea. (L11 "Future of English")
生徒の答え
A1: No. Because I think face-to face communication in language is more important than other methods.
A2: I want to take this course. Because it is not expensive. And I think English is not always the language of USA or UK.
Q: What do you think about speaking English with a Japanese accent? Does it sound cool/uncool? Why do you think so? (L11 "Future of English")
A1: I think speaking English with a Japanese accent is uncool but good. Because the accent is a part of our identity. So, we should use it with full of confidence.
A2: I think it is not good. If people in each countries speak different accent, they cannot understand what they are speaking. So, accent of English must become one accent. - 例会参加者との質疑応答
Q: 発問の工夫は?
A: Pro/Conにきっぱり分かれるような、人によって賛否が分かれるようなホット・トピックを取り入れる。多くの人が前提にしていることに対して異を唱えるようなことを思いつくようにする。教科書・本・ニュースを普段からネタ探し的に意識して読む。
Q: むしろ僕は、問いは曖昧なほうがいいと思っています。こうも思うけど、こうも思える。賞味期限切れのスナックを食べるか食べないかみたいな質問。防災訓練で、神戸の震災以降、クロスロードというゲームが開発された。
A: ホット・トピックとは、判断を間違うとすごく大きな影響があるもののつもりでした。
①オーラルイントロから⑫リサーチプレゼンまで
心がけていることは、
- 音を聞かせて文字を見る
- ソロ→ペア→学習共同体→自律的学習
- リーディング教科書検定教科書で、啓林館"Element"
- 生徒に英語で問いかけていく
- 村上春樹の『1984』
- オーラルイントロ
- エクセルを使用したフラッシュカード
- フレーズごとにきいて、生徒はメモを取る(フレーズごとに先生はヒントを与える「SVO」など)
- メモの後、PTNとチェックする
- ペア挙手で、確認 v
<参加者の感想>
- 高校のレポートを聞いて、やってみようという実践があったのでとりくんでみようと思いました。オーラルイントロ、note taking、retelling & rewriting & poster presentation。
- すごく面白くて自分も高校でこんな授業を受けられたら良かったなと、倉本先生の生徒をとてもうらやましく思いました。机をコの字型にする、二人で挙手のような、小さな気遣いが、教え合いや、学び合うコミュニティにつながっているのだとわかり授業の小さなことひとつから、やれることをやりたいと思った。そしてなによりPoster Presentationは、とても面白かった。単語や聞き取り、本文をこういうPerformanceでしめくくる一連の流れ、つながりに感動した。英語力だけでなく、社会に必要な力を身につけることができ、また、それが良い英語力につながる、というのか、、、なるほどー!っと思った。少しでも今の自分の授業に取り入れたいです!
- 精読と多読や活動との兼ね合い、評価の仕方。アクティビティの評価をどうしているのか。協同学習の中の"Chemistry"をどう顕在化させて生徒にフィードバックしているのか。今回はありがとうございました。
- 高校ならではのたくさんの英語を使った授業で、表現力を鍛えられるな、と思いました。中学のうちに表現させることの大事さを改めて実感しました。
- Keio HS boys, 予想通りでした。標準クラス、大変そうですね。でもペア~グループワークが支えとなり、共に伸びていっているのがよくわかりました。生徒は、授業の流れやルールを理解しているので、きっと切りかえもよく、50分で盛り沢山な内容もこなしているのですね。Poster PresentationとパワーポイントのResearch Presentationは、中1でもできそうです。良い発問は、good sense, good antennaから。頑張ります。座席の工夫も参考にします。
- ペアで学ばせる、グループで学ばせる、という目的をしっかりしないとペア活動やグループ活動は、うまくいかないのだな、ということを改めて学びました。「活動合って学びなし」にならないよう、目標をもって活動を取り入れていくことを意識したいと思いました。ポスター・プレゼン、とても参考になりました。何かの機会に自分もやってみたいと思いました。
- ありがとうございました。愛知県から遠いですが、次回機会があれば参加したいです。
- すばらしい実践報告だったと思います。閉本→開本の流れのあるメリハリのある良い授業でした。
- 現在の高校生の授業では、訳読が中心ですが、2学期以降、音読活動を取り入れています。具体的には、Blank Reading を音読テストとして取り入れています。3学期以降、RetellingとRewritingから取り入れていきたいと思います。そして、できればポスター・プレゼンにも挑戦したいと思います。大変勉強になりました。ありがとうございました。
- 協同学習を取り入れることは、先生ご自身の準備も大変ですし、生徒に意図を伝えていくことも必要だと思うので、勇気ある実践だと思います。質問(発問)がいかに大切かは私も実感しています。考えより経験を問うほうが簡単だとは思いますが、倉本先生の発問のようにWhat do you think?を問うと、より考えさせることができると案じました。例えばpre/post の結果を評価するなど、協同学習の活動そのものを評価することはありますか?ありがとうございました。
- 話もまとまっていてわかりやすく、教員の意図するところが自分とも近いので参考になりました。ビデオで学生の姿が見られて、とてもよかったです。
- 大変質の高い授業で圧倒されました。授業の流れもスピーディで、生徒もよく訓練されており、日ごろの倉本先生の指導力の高さを感じることができました。もっとお聞きしたいことがありますので、機会があれば教えてください。
●日時: |
2014年12月20日(土)
午後3:30~7:00 3:20 ~ 受付開始 3:30 ~ 5:00 中学レポート [担当:日比] 5:00 ~ 5:15 休憩 5:15 ~ 6:45 高校レポート [担当:萩原] 6:45 ~ 7:00 アンケート記入・事務連絡 ★例会終了後に「望年会」があります。是非ご参加ください。 |
●会場: |
大倉山記念館 第1集会室 (Tel. 045-544-1881) (東急東横線「大倉山」下車 徒歩5分 改札口を右に出て右折、急坂上る) より大きな地図で 大倉山記念館までのルート を表示
|
●会場費: | 500円(支部会員200円 学生200円) [当日会員登録(年会費2000円)で割引適用] |
●中学実践報告: |
「英語の魅力とわくわくを伝える授業」 廣橋智美さん (品川区立小中一貫校八潮学園)
|
●高校実践報告: |
「学びはひとりでは成立しない ―生徒に協同感を持たせるための仕掛けづくり―」 倉本和晃さん(慶應義塾高等学校)
|
●お問い合わせ: | 萩原一郎 |
★次回以降の例会予定:神奈川新英研HP
(2014年11月22掲載/2015年2月7日更新)