■ 九州ブロック集会

2005年4月

2005年 九州ブロック4月集会


  4月23日(土)・24日(日)長崎県・大村観光ホテルにて、参加者:22人。

特別講演


「子どもの生活とメディア 電子情報メディアとのつきあい方」

講師:NPO子どもとメディア 原陽一郎さん
★原氏の3つの提唱 ①ノーテレビデーを決めよう!(見るなら1日30分程度にしよう)→生活を管理する力を身につけよう、ということ。 ②テレビを見る中身を考えよう(ものすごくひどい性情報などがあふれるネット)→メディアと主体的に関わることが大切。 ③早起き早寝をしよう。

レポート


(1)「小学校英語活動について」

小学校教師土井先生より
  • 取り組みが「進んでいる」学校でも年間35時間。クラスに割ると、年に数回。それくらいならば、そんなに差がつかないのではないか、だが、それに伴い、英語の塾などに通わせる保護者が増え、そこで差がついてきているのではないか、と。
  • 文字指導の問題もでました
     言葉を慎重に選びながら話す土居先生。現場のたくさんの戸惑いも言葉ににじみます。各個人の戸惑いは、言葉にして互いにつきあわせていった方がいいと実感。

(2)「ハンナのカバン」の読み取り

・・・に取り組んだ熊本の牧野先生。教材の質の高さに引き込まれた子どもの様子を見て、今年も取り組むとのこと。2年間の経年報告が聞きたいレポート。静かな穏やかな語り口の牧野先生がまさにpeaceful!

(3) 単位制学校

・・・のため、各生徒がそれぞれの時間割を持つ、複雑な環境の中、初めての「外国事情」という授業に取り組まれている熊本の畠田先生。中村哲さん、環境問題、フェアトレードと、まさにLetting the outside world in!と精力的。十分なインプット。今年はそれを英語でのアウトプットを目指すそう。このレポートも次回楽しみ!

(4) 自身の韓国語学習経験

・・・から、「読めない」ことがどんなにつらいかを実感し、それを授業に生かした、長崎の山口直美先生の細やかな「入門期の指導」。自身の体験からの実感は説得力があります。また、フロンティアスクールの取り組み(校長先生発案、全学級で帰りの会で英語の単語のテストを行う。担任採点)も伝えてくれました。

(5) 5月号「教科書の創造的な扱い方」

・・・で書いたこと(オーストラリアについて)を話してくださった、糸山京子先生。いつもどこから見つけてくるの〜?という教材と、ネットワークには脱帽です。また、カンボジアこどもの家の栗本さんを今年も学校に招いて話をしてもらった様子も伝えてくれました。

(6) 糸山祐土先生の学校報告。

英語特区の学校に今年から赴任。とってもたいへんそうで、この大変さは書けません。一つだけ例を。授業は4人で!やっているそうです!。そして20時間を超える時数。打ち合わせの時間は放課後にやっと!この報告もいつかご本人からあるかと思います。このたいへんな状況に、何かお知恵のある方は糸山先生へご一報を! 

(連絡先:緒方智子)
(2005年10月30日)