■ 東北ブロック研究集会

2005年

2005年 東北ブロック各県代表者会議


 11月26日(土)〜27日(日)、岩手県のくさのイン北上で研究会を開きました。参加者は地元岩手からの16名をはじめ27名も参加した中身の濃い研究会となりました。

特別レポート『授業づくりを楽しもう〜生徒の声をバネにして〜』

 特別レポートとして小塩潤子さん(江東区立大島中)をゲストに迎え、『授業づくりを楽しもう〜生徒の声をバネにして〜』と題して、授業のビデオを見ながら実践を発表してもらいました。
 授業中に私語!教科書やプリント類の忘れが頻発!あまりに悲惨な状況!→「困った時には生徒に聴け」「生徒たちは厳しく温かい」生徒の声を授業に反映させるためにアンケートを実施。「授業の進め方/どういう風にやってもらえれば力がつくと思うか?/授業でやっても意味がないと思うこと/これからも続けて欲しいこと/先生への評価点は?」など普通は"恐ろしくて"問えないような質問をしてその結果を授業に生かしたところどの生徒も生き生きとペア学習や表現活動に取り組んだという感動的な実践です。どの学校でもかかえている現実から出発し、とかく無視しがちな生徒の声を大切にし、彼らをとことん信じてぶつかっていくその謙虚な姿勢には頭が下がる思いでした。

現地からのレポート

 現地からのレポートは6本でした。
  • 伊藤正浩先生(本宮第一中・福島)は現在の現場の状況を報告。
  • 升沢敏先生(胆沢高・岩手)は『速読みは生徒を変える』として、入学時に英語の力がほとんどない生徒を劇的に変えていった実践。
  • 梅島奈津樹先生(山本学園高・山形)は、漫画と辞書指導で生徒のやる気を引き出した実践。
  • 加藤正枝先生(元高校・岩手)は退職後、自分の授業を振り返ってのまとめ。
  • 金野好峰先生(三沢商業高校・青森)はスラッシュ実践と脳の働きについて。
  • 成田茂樹先生(弘前第四中・青森)は自分の研究授業について発表しました。
 その他、ミニレポートが数多く出されました。



と き: 2005年6月25日(土)〜26日(日)
ところ: 宮城県・秋保温泉「ホールサム・イン」
内 容:
  • 11月の例会の持ち方他の討議
  • 全国大会について
  • 各県の状況報告
  • 実践レポートの交流

(連絡先:成田茂樹)
(2006年2月17日)