■ 関東ブロック集会
2006年
2006年 関東ブロック研究集会
1月5日(木)、6日(金)の2日間、栃木は塩原温泉で52名(宿泊50名、日帰り2名)の参加で行われました。
第1日 1月5日(木) 午後1時〜6時
記念講演:「ベトナムの現状とベトナムから見た日本の教育の現状」
ベトナム・フエ市「子どもの家」主宰者・小山道夫さんの話は、参加者に大きな感銘を与えました。「Think Globally, Act Locally を地で行く活動だ」「衣食住が足りても子どもは救えない、文化が必要だ」等の感想とともに、「子どもの家」が日本の不登校・引きこもりの若者を受け入れ育てる場にもなっていることに驚きと感動が広がりました。小山さんの選んだ人生そのものへの尊敬と感動も、深く大きなものがありました。
(DVD作って有ります)
Webサイト:ボランティア・ストリートチルドレン・ベトナム 小山道夫火炎樹日記
現場からの報告:「英語の教師として、職場の教師として」
大泉絢子さん(元、茨城・中学)の話。
荒れる学校にあって、遅刻常習者にかけた「よく来たね」の一言は、生徒には忘れられない嬉しさとして今でも残っています。同僚を「責め合わない」職場の雰囲気作り。そうしてこそ出来上がる「安心できる場」としての学校・・・それぞれに大変な学校にいる参加者に勇気を与えてくれました。
荒れる学校にあって、遅刻常習者にかけた「よく来たね」の一言は、生徒には忘れられない嬉しさとして今でも残っています。同僚を「責め合わない」職場の雰囲気作り。そうしてこそ出来上がる「安心できる場」としての学校・・・それぞれに大変な学校にいる参加者に勇気を与えてくれました。
特別行事:お話「モンゴルの生活」と馬頭琴演奏
第2日 1月6日(金) 午前9時〜12時
分科会:
- 音を身体で表現する
キム・ハヌル オイルトミストさん(栃木 キム・ハヌル)
シュタイナー教育の身体・芸術教育の一つ「オイリュトミー」。その中の「言葉のオイリュトミー」の入門講座でした。5つの母音と12の子音が持つ"生命"を体全体で表現しました。
- 映像を使った授業
根崎孝志さん(茨城・高)
映画を使った授業実践でした。視聴(日本語字幕)→感想→スクリプト学習→テスト(聞き取り、理解度)。「授業とは、Enjoy, Learn, Comprehend, Expressだ」という先生の考えがよく伝わってくる実践でした。
- 平和メッセージとスピーチの実践
北川慎一さん(埼玉・高)
『英語が使える日本人』戦略、小学校への英語導入、などを批判しつつ、生徒たちの"話したい"というモチベーションをどう受け止め、受け付けていくか―を示す一つの好実践でした。
- 生徒の心の解放を願った取り組み
小美濃博さん(東京・中)
とにかく多彩で、生徒たちを飽きさせない活動の宝庫でした。その大元には「『後悔する誠実さがあれば教師は続けられる』(三上満)に励まされながら誠実に授業を続けたい」という先生の「心」があります。明日の授業へたくさんのヒントをもらいました。
例年の集会に比べて、こじんまりした規模でしたが、その分、打ち解けた雰囲気が醸し出され、ゆったりとした学びの場になったと思います。(現地実行委員会 赤羽温)
( 連絡先:赤羽 温 )
( 2006年3月14日 )
テーマ: | 『アジアから日本を見る』 世界の経済大国・日本の子供たち・若者たちの姿を、ベトナムに住む日本人とモンゴル出身の青年の話で照らし出し、その実像をみんなで考えます。 |
費 用: | 宿泊費8500円、参加費3500円 |
申込み: | 必要事項を記してFAXでお願いします。(小久保) |
締 切: | 12月11日(日) これ以降は上記FAX番号に電話でお問合せ下さい。 |
交 通: |
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