『新英語教育』 2025年10月(674号)

2025年9月19日

 最近の教科書には,以前のものと比べると,かなり多彩な内容が盛り込まれるようになってきました。しかし一方では,「言語材料さえ教えればいい」という傾向が強まっているという声もあります。それだけで手いっぱいで,いわゆる本文・内容は,「さっと流すだけ」という扱いをしている先生方も多いようです。今月の特集は.「心に残る授業がしたい! 心に届く授業がしたい!」というテーマで,教師の願いや思いからスタートする授業づくりに焦点を当てます。と同時に,その願いや思いを実現させるために必要な「授業づくりの手立て」や「授業展開の方法・演出」などについても考えます。「説明・発問・指示・ストローク(励まし) ・サポート語」など教師が教室で使う言葉や.「指名」「ペアなどを活用した学習活動」「発言のさせ方」など,具体的で微細な指導技術についても紹介します。

特集心に残る授業がしたい!
 心に届く授業がしたい!
巻頭論文

さあ,授業づくりの冒険の旅へ!
~9の原理と18の指導技術で教師のことばを磨く~

 海木 幸登

実践小学校

心とからだがひらく瞬間ときを授業に
小学校と中学校の現場の経験から

 吉岡 潤子

実践中学

英語の歌が授業を変える
~歌から「話す」へ活動へつなぐ~
 川内 さゆり

実践高校

英日絵本“Words to Remember”
ことばに対するいつくしみを育て,卒業しても忘れない英語を残す
 小川 弘義

実践高校

「わかる」「できる」を大切に
~再び英語学習に向かう気持ちを作る授業を~
 佐々木 忠夫

今月の詩Readers’ Illustration


Readers’ Square―読者の広場


佐渡だより  第2回
新任校の授業より
 小川 弘義


Essay ことば
私の「英語人生」~英文記者歴30年を経て,
英語教師になった理由~
 松井 淑乃


仲間とともに学びを深める
 ~協同(協働)学習のすすめ 第115回
音楽と英語を同時に学ぶ中学校CLIL授業
 授業者:近藤 麻沙美・取材:市川 裕理


英語教育にマクロの視点を 第43回
子ども・青年の成長と技術・職業教育
 小嶋 晃一


授業をおいしくするスマイル・レシピ 204
Effort Cardでやる気アップ!
 井浦 僚之輔


CREATIVE TEACHING
小学校英語の創造的な扱い方

Here We Go! 6
動物園の飼育員になりきって,世界の絶滅危慣
種を救え!  UNIT 5 We live together.子ども
たちの発信が世界を変える
 恩地 麻里


CREATIVE TEACHING
中学教科書の創造的な扱い方

1年 Sunshine
復自分のおすすめの旅行先を紹介しょう!
 武藤 友美

2年 NEW HORIZON
ユニバーサルデザインについて考えよう
 三瓶 理恵子

3年 NEW HORIZON
理想のリーダーを考え表現する
 木戸 正大


CREATIVE TEACHING
高校英語の創造的な扱い方
英語の授業でこそ平和を愛する心を育てたい
~ 『火垂るの墓』から被団協ノーベル平和賞受賞理由紹介まで~
 谷浦 健司


だれもが疑問に思う英語の「なぜ」 第7回 
やさしそうで手強い n の発音
 朝尾 幸次郎


チャレンジ! 教育実習への道
~Let’s Enjoy Teaching & Learning~ 第4回 
大学・学部・学年を超えた教職希望者の勉強会’
コンテンツ・ベースのカリキュラムに基づく
教科間協働型授業の提案
 津田 ひろみ


「わからない」に寄りそう 第7回 
生徒が「主語」になる授業づくりをめざして
できるようになる手だてで生徒の可能性を
引き出す
 山口 直美


World Issuesを明日の授業に 第19回 
A Letter from East Timor
ローカルとグローバルの視点で学ぶESD
 渥美 光子


授業に歌を 第251回
You Need to Calm Down (落ち着いてよ!)
LGBTQコミュニティを支援する歌
by Taylor Swift
 根岸 恒雄


特別記事 プレ集会報告 
日本の学校と教育のあり方を考えよう!
子どもたちがより幸せに学べるように
 糸山 京子・森島 暢子


Book Review
『核開発地域に生きる―下北半島からの問いかけ』
『英語と明治維新―語学はいかに近代日本を創ったか』


支部・サークルの活動から/掲示板


新英研の窓編集後記

STOP WAR!
Bring Peace!


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Teaching that impacts
is not head to head,
but heart to heart.
– Howard G Hedricks

2025年9月19日2025年,知2025

Posted by shin-eiken