『新英語教育』　2021年11月（627号）

2021年10月25日

　2021年度の授業も折り返し点を超える11月，やる気をなくし，学ぶことを諦めている子どもが増えていないでしょうか？　新学習指導要領の下で，新たな困難も生まれています。いろいろな課題もある中ですが，どうすれば「子ども・学生がやる気になる授業」を創れるのか，支え合って学ばせられるのか，夢中になって自分から学ぶ授業を創れるのか，英語教育の理論と実践の両面で先生方の取り組みを交流する中で明らかにします。「積極的に取り組める英語授業アンケート」で子どもたちの望む授業についての声を集めました。巻頭論文では，やる気になる授業を創るにはどうすればよいかについて理論と実践の観点から明らかにし，小中高大のそれぞれの実践論文では，学習者のモチベーションをあげる実践を紹介します。

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特集	この秋，やる気になる授業をどう創るか
	～モチベーションを上げるには～

巻頭論文
「やる気になる授業」を創るには
―その理論と実践―
▶池田真澄

実践小学校
外国語科から広がる・つながる私たち
～教科横断的な学習・協同学習でやる気を引き出す～
▶鹿又　悟

実践中学
「学びやすさ」と「学ぶことの楽しさ」を
～安心して楽しんで「もっと英語を使いたい」授業へ～
▶小森　静

実践高校
スタンフォード大学の課題にチャレンジ
～「500円と２時間」でお金を稼ぐ方法をペアで考える～
▶西田美弥

実践大学
大学においてやる気になる授業を創る
▶酒井志延

アンケート
「こんな授業なら，積極的に
取り組める！」子どもたちの声
▶「新英語教育」誌編集部（根岸恒雄，大栗健二）

● 今月の詩

● Readers’ Square―読者の広場

● 放課後「居場所づくり」サポート中！　第２回
活動の目玉は「カリキュラム」と「イベント」
▶山口京子

● Essay ことば
ことばと動機
▶村田純一

● 教室を豊かな学び合いの場に
～協同学習・学習集団づくりのすすめ！　第68回
楽しい協同の学び・歌とスピーチで平和な教室を
▶島崎嗣生

● ICT・オンラインで豊かな学びを保障する　第８回
「使い方」も大切，「考え方」はもっと大切
先生と子ども，そして保護者も一緒に考える
Digital Citizenship
▶阿部志乃

● 授業をおいしくするスマイル・レシピ　１５８
英語で考える，「本当の成功」とは何か？
コロナ禍・生徒が自分の素直な気持ちを出せる授業を
▶加古智子

CREATIVE TEACHING
● 小学校英語の創造的な扱い方
CROWN Jr. 5
子どもたちが自ら学びを再構築できる大単元構想
CROWN Jr. 5 Presentation 2. He is a music teacher.
▶石川雄一郎

CREATIVE TEACHING
中学教料書の創造的な扱い方

● １年　Here We Go!
中１のつまずきポイントは豊かな学びのチャンス！
▶吉岡潤子

● ２年　Blue Sky
「脳内を見える化」する読解　Let’s Read "Zoo"
―Workする枠シートで，脳がワクワク，
考えたくなる読解授業へ―
▶伊藤智子

● ３年　Here We Go!
教科書の読み取りはゴールを見すえてから！
▶成田茂樹

CREATIVE TEACHING
● 高校英語の創造的な扱い方
モチベーションを高める英語の授業（その２）
～創造的な英語の使用をしよう～
▶泉　祐太朗

● 入門期の英語指導を考える　第８回
小学校英語のデジタル(ICT)教材をどうするか
▶坂本ひとみ

● 小学校英語のリアル　第42回
読みたい！　書きたい！　発表したい！
３年生での文字との出会いから６年生へ
▶米山瑞穂