群馬新英研4月例会(2024年)

2024年5月10日

4月例会の報告  

 4月21日(日)に開催。会場・Zoom合わせて10名の参加、県外からの参加が3名。

 実践報告は、ミント音声教育研究所・Tさんの「Data Driven(データ駆動)を活かした授業:納得感の高い授業を目指して」。Tさんが開発した音声学習ソフト(Corpora)は、様々な英語表現が使われている「映画の一場面の映像と音声とそのセリフの字幕」が見られる。Are you …? を例にして、場面を見ながらキーフレーズが自然に理解でき、発声練習や対話練習などを一人でもグループでもできる授業を紹介。
 もう一つのソフト(NatTos)は、示された教材英文を読むと即座にどの部分の発音が違っているか表示され、繰り返し練習できる。指導者は生徒の学習状況を直後に把握できポイントを生徒と共有し指導に活かせる。
 Tさんは、指導にあたっては、発声には個体差が大きく多様なだけでなく、指摘されればすぐに直せても定着したわけではないことに気を配り、一斉や個別の学習でのDeta Drivenやソフトの活用法を探る必要があると言う。

 講読The Professor and the Madmanは、第4章Gathering Earth’s Daughters に。
 1857年当時のロンドン図書館での言語学会での「辞書」についての講演から始まって、シェイクスピアの時代の類義語辞典、1200年代から1500年代のラテン・英語辞典の紹介、そして17世紀にたくさん作られた「難解語」辞典の数々について述べたあと、当時の辞書編集が無視していたの2つの問題点を指摘している。1つは「理解しにくい言葉と同じく簡単でよく使われる言葉もそっくり取り上げること。」 2つ目は「大英帝国の繫栄により、英語という言語と英国的概念が世界に広がり、英語が地球語になろうかという瀬戸際にあるという認識。」
 さて、5月例会では、物語はさらに英国における辞書の進化へと入っていく。

(まとめ文責:加藤)


日時

2024年4月21日(日)14:00 ~17:00

実施方法

ハイブリッド(対面とオンラインの両方で行います。)

会場

建物アイコン(オレンジ色) 前橋プラザ元気21 5階・511学習室 (→平面図) 
  前橋市本町2-12-1
  Tel 027-210-2199中央公民館(前橋プラザ元気21内)」

  • JR前橋駅から徒歩15分/中央前橋駅から徒歩10分
  • 北側の道路を挟んですぐ向かいの立体駐車場の他、指定の駐車場があり、参加者は無料で利用できます。(上の地図の緑色の の箇所) ただし、北隣の立体駐車場は混雑する可能性があり、入るのに時間がかかる場合があります。
  • 会場(対面)参加の方も、できるだけパソコンをご持参ください。Wi-Fiは利用可能です。

オンライン

 オンラインのシステムにはzoomを使います。対面の会場は設けませんので、ご自宅などから参加してください。まだzoomによるオンラインミーティングの経験がなくて迷っている方も歓迎します。

 パソコン(カメラ・マイクを内蔵していない場合は、外付けのウェブカメラが必要です。)またはスマホがあれば参加出来ます。通信料は参加者の負担となりますので、Wi-Fiなどを利用されることをお勧めします。
 オンラインミーティングをやったことのない方、不安な方には、ご希望があれば数日前に練習や機器の動作確認をします。
zoomの公式テストサイト:
https://zoom.us/testt
(事前に、ご自身の機器でzoomが利用できるか確認できます。)
zoomの使い方(参考サイト):
https://www.fortune-factory.net/2020/07/zoom-pc-2

 その他、分からないことがあれば、群馬新英研事務局までお問い合わせください。

内容

①授業なんでも相談コーナー

 冒頭の30分程度を予定しています。参加者のみなさんで、授業の困りごとについて考え、意見を出し合いましょう。ご相談は、対面・オンラインのどちらでも構いません。「講読まではちょっと…」という場合、ご相談だけで退出いただいても結構です。

②近況報告

 この間の近況を交流しましょう。

③ミニ実践交流

 実践を交流しましょう。「テスト問題」なども、ご自身のパソコン内でご用意いただければ、「画面共有」機能で、参加者全員が同時に見られます。
 今回は、すでに

が予定されています。

④講読

 “The Professor and the Madman:: A Tale of Murder, Insanity, and the Making of the Oxford English Dictionary (P.S.)" by Simon Winchester
  第4章 GATHERING EARTH’S DAUGHTERS p.85のℓ.13 The fact that the volumes concentrate on only the small …から読みます。
 担当者がその箇所について和訳を用意して、解釈などを話し合います。

参加費

群馬新英研会員・未会員とも無料

参加方法

 できるだけ数日までに、メールにて、

  • お名前
  • 連絡用メールアドレス
  • 簡単な自己紹介(例会参加の理由)

を、お知らせください。
 実施日が近づきましたら、担当者の報告資料と、オンラインも含めて実施の場合はzoomの接続情報を、お知らせ頂いたメールアドレスに宛ててお送りします。(直前のお申し込みだと、必要な連絡の取れないことがあります。)

連絡・問合せ先

加藤 または 見城(メール:下のボタンをクリックしてください。)

備考

講読のテキストについて

 講読の"The Professor and the Madman“は、各自でご準備ください。テキストの準備が間に合わなくても、担当者による対訳を事前に配布しますので、大丈夫です。

今後の例会予定<変更になる場合もあります。>

  • 5月18日(土)14:00~ 元気21・511学習室
  • 6月16日(日)14:00~ 元気21・511学習室
  • 7月20日(土)14:00~ 元気21・511学習室

2024年5月10日例会2024年,群馬

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