■ 大阪英研11月例会
2004年11月
11月7日(日)、大教組教研外国語教育分科会と合同開催。弁天小学校にて参加者20人。
(1)「教員採用試験について」
(府高・臨時教員部)
今回、採用試験の英語問題に間違いがあった。選択肢に正解がなく、全員に点を与えた。力を入れて作っているとは思えない。毎年のようにコロコロと変わる採用条件や採用試験形態。場当たり的な感じ。教師になりたい者の意欲や力をきちんと計るものであってほしい。
(2)「コア理論を用いた英文の直読直解法(コア学習法)」
(大私教・箕面学園高 竹田和幸)
コア学習法とは、単語を対応する日本語に置き換えて丸暗記するのではなく、イメージ(コア)で理解する。この学習法で学んだ生徒は外国語教育を通して、考えること感じることの重要性に気づいていく。
(3)韓国の中学校との交流をめざして」
(市教東部・玉津中 清重栄)
勤務校が地域的に在日韓国・朝鮮の生徒たちが多い学校である。3年選択クラスの授業の中で、英語で韓国にある学校の中学生たちに手紙を書かせた。生活を語ったり、夢を語ったりして充実した作品になった。
講座「実践的コミュニケーション」を考える
追手門学院大 一宮和一郎
あまり意味のない英会話を実践的コミュニケーションと称するのはおかしい。自我を関与させて、もっと次元の高い自己表現に取り組むべきだ。以前におこなった小先生授業の取り組みは生徒たちが自我を関与させる授業形態でいきいきと取り組んだ。
- *今後の課題(討論・感想の中から)
- 授業次第で生徒たちの意欲が違う。
- 考える力を育てる教育をしたい。
- いろんなところで学んだことをすぐに生かしたい。
- 物足りない教科書が多い。補足資料で発展させている。
- 教科書採択で現場の声が生かされなくなってきている。
- 時間が足りないのが悩みの種。
(連絡先:谷浦健司)
(2005年3月26日)