TOPお知らせ>「五輪招致」を勝ち取ったプレゼン~日本語・英語全文佐藤 真海選手

■ お知らせ

www.shin-eiken.com

「五輪招致」を勝ち取ったプレゼン~日本語・英語全文佐藤 真海選手


 「五輪総会の招致プレゼンで感動的なスピーチの障害者の佐藤真海(さとう・まみ)さんのスピーチをアップ・ロードしていただけないでしょうか? 彼女のスピーチは別格、感激そのものです。ミニ教材としても使えそう・・・。」という掲載のご希望がありましたので、NHKのサイトから転載をします。
 NHKのサイトで削除された場合に備えて、ということです。

Mr President… Distinguished members of the IOC…
I am Mami Sato. And I am here because I was saved by sport. It taught me the values that matter in life. The values that Tokyo 2020 is determined to promote worldwide. Today, that global vision will be outlined by:
President Tsunekazu Takeda…
Prime Minister Shinzo Abe…
Governor Naoki Inose…
Bid CEO Masato Mizuno…
Bid ambassador Christel Takigawa...
And double silver medallist Yuki Ota.
Please allow me to return to my story.
I was nineteen when my life changed. I was a runner. I was a swimmer. I was even a cheerleader. Then, just weeks after I first felt pains in my ankle, I lost my leg to cancer. Of course, it was hard. I was in despair. Until I returned to university and took up athletics.
I found that I enjoyed setting a goal - and beating it. I developed new confidence. Most of all, I learnt that what was important was what I had, not what I had lost.
I competed at the Paralympic Games in Athens and Beijing. I felt privileged to have been touched by the power of sport. And I was looking forward to London 2012.
Then came the 11th of March 2011.
The tsunami hit my hometown. For six days I did not know if my family were still alive. And, when I did find them, my personal happiness was nothing compared to the sadness of the nation.
I collected messages from schools and took them home… And shared with the people my own experiences. I also took food supplies. And other athletes did the same. Together, we organised sport activities to help restore confidence.
Only then did I see the true power of sport… To create new dreams and smiles. To give hope. To bring people together.
More than 200 athletes… Japanese and international… making almost 1,000 visits to the affected area… are inspiring more than 50,000 children.
What we have seen is the impact of the Olympic Values as never before in Japan. And what the country has witnessed is that those precious Values… Excellence, Friendship and Respect… can be so much more than just words.

(日本語訳)
会長そしてIOCの委員の皆様
佐藤真海です。
私がここにいるのは、スポーツによって救われたからです。スポーツは私に人生で大切な価値を教えてくれました。それは、2020年東京大会が世界に広めようと決意している価値です。
本日は、そのグローバルなビジョンについてご説明いたします。
招致委員会理事長、竹田恆和。
内閣総理大臣、安倍晋三。
東京都知事、猪瀬直樹。
招致委員会副理事長兼専務理事、水野正人。
招致アンバサダー、滝川クリステル。
そして、過去2大会での銀メダリストである太田雄貴選手です。
私自身の話に戻らせていただきたいと思います。
19歳の時に私の人生は一変しました。私は陸上選手で、水泳もしていました。また、チアリーダーでもありました。そして、初めて足首に痛みを感じてからたった数週間のうちに、骨肉種により足を失ってしまいました。
もちろん、それは過酷なことで、絶望の淵に沈みました。でもそれは大学に戻り、陸上に取り組むまでのことでした。
私は目標を決め、それを越えることに喜びを感じ、新しい自信が生まれました。そして何より、私にとって大切なのは…私が持っているものであって、私が失ったものではないということを学びました。
私はアテネと北京のパラリンピック大会に出場しました。スポーツの力に感動させられた私は、恵まれていると感じました。2012年ロンドン大会も楽しみにしていました。
しかし、2011年3月11日、津波が私の故郷の町を襲いました。
6日もの間、私は自分の家族がまだ無事でいるかどうかわかりませんでした。そして家族を見つけ出したとき、自分の個人的な幸せなど、国民の深い悲しみとは比べものにもなりませんでした。
私はいろいろな学校からメッセージを集めて故郷に持ち帰り…私自身の経験を人々に話しました。食糧も持って行きました。ほかのアスリートたちも同じことをしました。私達はいっしょになってスポーツ活動を準備して、自信を取り戻すお手伝いをしました。
そのとき初めて、私はスポーツの真の力を目の当たりにしたのです。
新たな夢と笑顔を育む力。
希望をもたらす力。人々を結びつける力。
200人を超えるアスリートたちが、日本そして世界から、被災地におよそ1,000回も足を運びながら50,000人以上の子どもたちをインスパイアしています。
私達が目にしたものは、かつて日本ではみられなかったオリンピックの価値が及ぼす力です。そして、日本が目の当たりにしたのは、これらの貴重な価値…卓越、友情、尊敬…が、言葉以上の大きな力をもつということです。

(2013年9月23日掲載)

PAGE TOP