■ 群馬新英研5月例会報告

2021年5月
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 新型コロナ流行で、群馬県がまん延防止等重点措置の実施区域の1つに指定されている状況で、5月例会もオンラインでの実施となりました。このところずっと同じ4人のメンバーだけによるオンライン例会でしたが、久しぶりの例会参加となるAさんを迎えての例会実施となりました。

公立高校入試問題検討

 前半は、3月から延び延びになっていた「公立高校入試問題検討」を行いました。英語を教える現場からしばらく離れていたというAさんからは、開口一番「久しぶりに入試問題を見て、素直な分かりやすい問題になっているなと思いました」との感想が出されました。

 後期試験の問題を、全員で見ていきましたが、全体的には確かに素直な問題が多い一方で、難解で多くの受験生には解答が難しいと思われる設問もあることが指摘されました。また、単に英語の知識だけでなく、社会問題に関する意識や知識を必要とする英文自体は良いものの、それを英作文の出題としていることや、また、リスニングの問題については実際の音声が公表されてないことから、中学校での限られた授業時間では指導の難しいという意見が出されました。

講読 "Twelve Angry Men"

 後半は、"Twelve Angry Men"の講読で、今回で読了となりました。

 殺人を犯したと疑われる少年の有罪・無罪について、12人の陪審員が議論をしていきます。当初はほとんどが有罪の見解を持っていたものの、無意識の先入観や偏見を捨て、「不良」と言われる少年の命を真剣に考える姿勢を持つようになり、徐々に"Not guilty"へと考えを変えてゆきます。自分の息子との確執から、最後まで有罪を主張していた陪審員も公正な見方をするに至り、陪審員として「無罪」の結論が出されます。

 アメリカが古くから抱える偏見や差別という問題を乗り越えて、自分たち自身が実は様々な出自を持った陪審員が意見を戦わせるという場面設定です。この作品がテレビドラマとして世に出て既に60年を過ぎた今も、大きな問題として差別や偏見が、アメリカ社会だけでなく世界中の問題となっていることを改めて考えてしまいます。



日時: 2021年5月30日(日)14:00 ~16:00 (約2時間)
システム:  zoomを使います。対面の会場は設けませんので、ご自宅などから参加してください。
 パソコン(カメラ・マイクを内蔵していない場合は、外付けのウェブカメラが必要です。)またはスマホがあれば参加出来ます。通信料は参加者の負担となりますので、Wi-Fiなどを利用されることをお勧めします。
 オンラインミーティングをやったことのない方、不安な方には、ご希望があれば数日前に練習や機器の動作確認をします。

zoomの公式テストサイト:
 http://zoom.us/test

(事前に、ご自身の機器でzoomが利用できるか確認できます。)
zoomの使い方(参考サイト):
 https://www.fortune-factory.net/2020/07/zoom-pc-2

 その他、分からないことがあれば、群馬新英研事務局までお問い合わせください。
内容:
①講読『Twelve Angry Men』by Reginald Rose Amazon
4月例会の続き、P.69の17行目、9th Jurorのセリフから読みます。担当者は決まっています。今回で読了となります。
②群馬県公立高校入試問題の検討
前回、予定してできませんでした。「2021年首都圏公立高校入試 群馬の問題と正答」のPDFファイルを見ながら行います。事前にダウンロードしておいてもいいと思います。
③近況報告+ミニ実践交流
この間の近況や、実践を交流しましょう。
参加方法:   できるだけ前日までに、メールにて、
  • お名前
  • 連絡用メールアドレス
をお知らせください。
 実施日が近づきましたら、例会用のURL・ID・パスコードを、お知らせ頂いた連絡用メールアドレスに宛ててお送りします。
参加費: 群馬新英研会員=無料(当日入会で無料に) 未会員=500円
連絡・
問合せ先:
加藤彰男
見城昌平
参考:  次回例会からは、"The Professor and the Madman"を講読の予定です。参加者は、各自でご用意ください。

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(2021年5月5日掲載/5月30日更新)