■ 神奈川新英研7月例会
2016年7月
■ 近況、最近取り組んでいること
- 模擬授業
- 中学1年~3年までの教材を作っています。
- 授業改善
■ 最近うまくいかないこと、悩んでいること
- 板書、intro, 展開
- 学生が教員になるが、定着しない。採用後、5~10年で辞める場合がある。
- 生徒の力がつかない。
- 生徒が楽しく英語を使うようにするには?
■ 事務局への意見
- たくさんのコメントやアイデア頂けてよかったです!!ありがとうございました。参考にします。
●中学実践報告:「生徒が英語を使うようにする工夫」
岡田理沙さん(大和市立上和田中学校)
1. レポーターから
- 今までやった活動(主に文法定着のための活動)で、生徒が楽しそうにやっていたなあと思うものをご紹介します。
2. 報告
- 「今までやった活動(主に文法定着のための活動)で、生徒が楽しそうにやっていたなあと思うものをご紹介します」と始まった発表。お言葉通り、生徒が楽しそうに活動する様子が目に浮かぶものでした。
- 「仲間を探そう!!」「世界のこんにちは」はそれぞれ、接続詞のwhen、Do you know how to say "konnichiwa" in Spanish? などの文法事項定着を狙ってインフォメーション・ギャップを利用した活動。「Bingo」はHave you ever~? 定着のためのインタビュー活動。My Project 5は「将来の夢や自分のやりたいこと」をテーマに掲げたライティング活動。また、「修学旅行 外国人観光客にインタビュー」は、以下の要領でライティングからスピーキングへとつなぐ活動でした。
★修学旅行 外国人観光客にインタビュー!★
- ①インタビュー相手:外国人観光客(英語が話せればOK)
- ②班で必ず1人1つは話すこと
- ③できれば一緒に写真を撮る(グループ全員)こと
- ④修学旅行後に各班でポスター作り(質問内容と回答)
- May we have your name?(お名前を聞いてもいいでしょうか?)
- Where are you from? ( )
- ?
意味( ) - ?
意味( )
- とりわけ岡田先生が力を注いできたのがグラフィックオーガナイザーという手法。岡田先生はその辺り、「英語が使える生徒を育てるという観点からスピーキングや会話練習など、スピーキング活動については多くの授業研究が行われているが、それに比べてリーディング活動の研究は多くないように感じられる。教科書の中でもリーディングは大半を占め、英文を正しく読み取ることができる力は高校入試でも欠かせないものである。教科書本文を音読し、文法事項について理解を図りながら日本語訳をするという従来からのやり方ではなく、英文を英文として理解し、英文全体の構成や要点をとらえる力を育てるため、英文を読みながら、空所を埋めるグラフィックオーガナイザーを採り入れることで、生徒の読解力を高めることができる」と述べています。
- 最後にこれまでのグラフィックオーガナイザーによる実践をふり返り、「グラフィックオーガナイザー作成の際、英文の内容を自分のことばでまとめるような空所、やや難しい構造の英文が読み取れないと埋めることができないような空所に加えて、英文の登場人物が分かれば埋められる空所、本文から重要語句を抜き出す空所なども盛り込み、英語が苦手な生徒も取り組みやすいものにする」必要があると結ばれました。
<参加者の感想>
- グラフィックオーガナイザーでの内容理解やspeaking, writing活動の授業のやり方、どう生徒に導入していくかなど、これから、授業や教材づくりなどにとても役立つと思いました。Speaking活動では単に話すだけの活動になりがちで、whenの定着があるかと言われたら、少し悩むところではあります。活動は楽しいと思うので、実践的コミュニケーションを意識してもいいのかなと思いました。
- ちょうど授業がリーディング教材に入るところなので、ぜひグラフィックオーガナイザーを使ってみようと思います。自由英作文に対する悩みなど、私も同じ課題をかかえていたので、参考になりました。
- 生徒に楽しく英語を学んでほしいという岡田先生の熱意が伝わってきました。細かいtechniqueは別にして、教員経験を積むうちに授業の質は高まると思います。今は、自分がやろうと思ったことをやってみれば良いと思います。
- 教員の話を聞かせるのではなく、生徒自身が動く活動をとりいれること。
- 絵を描かせたりもすることができる。
- 教職課程を履修しようか考えているところですが、現在の英語教育の生の声を聞くことができ、とても勉強になりました。先生方が生徒のことを良く思って、生徒のためにどういう授業をすべきかとてもよく考えているというのが伝わり、教師としてのやりがいの部分を感じることができました。貴重な機会を与えて下さり、ありがとうございました。中学のレポートに関しては、「生徒が自分で考えて英語を話す機会」をもっと作れる授業ができると、生徒もさらに楽しくなるだろうと感じました。
- 以下、辛口でごめんなさい。
- ① グラフィックオーガナイザー → これが上手くいった場合、生徒が英文と格闘することで醸成される思考を奪うことになるのではないかと感じました。
- ② インタビュー活動とインフォメーション・ギャップ活動 → 思考を伴わない活動の最たるものです。脱却されんことを。
●高校実践報告:「被爆70年 戦後70年 8・9長崎平和祈念式典での
谷口稜曄(すみてる)スピーチから~いつまでも戦後であってほしい~」
川村雅則さん(旭丘高等学校)
レポートの概要
- 高校2年生の修学旅行に関連した自主教材を扱った実践報告
- レポーターから:ナガサキ修学旅行を念頭に行った実践を振り返りながら、諸先生方からご意見等頂けたらありがたく思います
1.なぜ谷口スピーチなのか???
- 2015年8月は、広島、長崎に原爆が投下され70年(戦後70年)。核兵器廃絶に向けた国際的潮流はあるものの、今なお16,000発を超えるとされる核兵器が存在している。勤務校では、9月末から長らくナガサキ修学旅行に取り組んでいる。一年時には、国語科で共通教材として、谷口稜曄さんをモデルにした『ナガサキの郵便配達』(以前は三省堂教科書に載っていた)を扱っている。しかし、英語科には、(教科書はあっても)共通教材とするものがない(それは個々の教員の大奮闘があってのことでもある)。
2015年4月27日から核不拡散条約(NPT)再検討会議がニューヨーク国連本部で行われ、日本から1,000人を超える方々が、参加した。そのお一人に、谷口さんがいた(実は2015年3月末に、修学旅行の下見で、谷口さんにお会いして、「ニューヨークに行って来るんだよぉ」と嬉しそうに話されていた)。そして、8・9平和祈念式典でスピーチもされて、私自身感動もし、身の引き締まる思いもした。修学旅行の事前学習として、このスピーチを2年生の授業で行おうと決めた。自主教材づくりに関して、職場内の合意形成があることに甘えて…。
2015年5月、ニューヨークで行われたNPT(核拡散防止条約)再検討会議の成功を要求する日本被団協のデモ行進。
2.谷口スピーチで得られたもの
- 一言で言えば、生徒たちは、「稜曄さん。稜曄さん」と尊敬の念を持ってくれたことが一番の収穫。86歳になられる谷口さんを、生徒たちはすごい人なのだと、真っ直ぐに受け入れてくれた。この谷口スピーチを教材にしたことで、人間的な成長を促す授業の場において、改めて教材が持つ力ということも、思い知らされた。authenticであることの何と大切なこと。私がこれまでに聞き及んだ被爆体験を語ったところで、生徒は聞かないでしょう。
しかし、戦争を知らない世代が、戦争を語る時代に突入している自覚は持ちたい。諸先輩方が築いてきた恐怖と欠乏から逃れる平和的生存権を柱とした平和教育の世代継承は学校現場に必要。
『貧困世代』藤田孝典、『新しい高校教育をつくる』小池 由美子[編著]
早期からの貧困が深刻化し、高校現場の学校間格差も著しい。そのなかにあっても、平和教育を進める位置づけは、(自己責任でなく)社会に回路を開いて学ぼうとする姿勢を作る上でますます大きくなる。社会的責任があることを学んで知った生徒ほど、(経験的にも)若者の力を発揮するものと思う。民主主義って何だ―普通に生きられる社会をつくること
民主主義とは、人間的尊厳の相互保障を土台にした人間関係形成の原理。どう考えても理不尽でおかしいと感じる体験、事実。理不尽さに「ふざけんなよ」「むかつく」と怒りに震える事実、体験。生徒たちのその時々の感じ方を大切に、そこを切り口に民主主義をすすめる活かし方を探したい。その時々で、民主主義の通用しない場面を体験した時にこそ、生徒の力が発揮され、生徒を励ます民主主義、理不尽さの伝染を阻止するストップ役としての民主主義が考えられる。
神奈川私学署名スタート集会記念公演2016/06/25・中西 新太郎先生
近著に『人が人のなかで生きてゆくこと』がある。
- 谷口さんは、自分たちと同じ年齢で被爆された。谷口さんの、背中の写真を見た。骨に皮が付いているだけのようだった。現在の谷口さんは肺炎で、体調が悪く何度も入退院を繰り返しているそうです。この演説を学んで、絶対に忘れてはならないし、語りついでいくことが必要だと思う。修学旅行なので、いっぱい質問したい。 (Nくん)
- 自分から積極的にニュースや政治などに入っていくことが大事なのだと思います。18歳選挙権が始まるので、国も国民の声に耳を傾けた政策を作ってほしい。谷口さんからは、集団的自衛権など決めてしまうのは、とても許されることではないということをヒシヒシと感じました。谷口スピーチを忘れずに、噛みしめて生きていきます♡ (Sさん)
3.谷口スピーチをどう扱ったか
- 国語科で、『ナガサキの郵便配達』を一年次に扱っていることが、基本的に大きい。その上で、今回のスピーチに取り組んでいる。
谷口スピーチでは、「8月9日」という惨劇の歴史から始まり、結びを現代的な課題に触れている。プリント6枚にして、自主教材にした。プリント①から④までは、被爆当時の長崎の惨状を扱い、⑤、⑥のプリントでは、当時の憲法で日本の決意を示したこと、今日的な課題について、稜曄さんの心情がリアルに分かるものを扱った。生徒たちは誰もが、真実を知りたい(真実を教えて!!!)と願い、自分の生き方を模索(羅針盤を与えて!!!⇔甘えるな!!!とも思うが)している。そもそもこの谷口スピーチは受け入れてもらえなかったはずだから。英文については、毎日新聞配信記事に依った。
最初の一時間目に谷口スピーチを視聴、興奮冷めやらぬ中、以下の流れで展開した。
- (1)4人班で辞書引き
グループになるには何人班がよいのか。恐らく決まり切った定式はないだろうが、感覚としても「お客さん」を作らない人数の4人班で行なっている。5つ程度の英単語を選び、辞書引きしている。習うよりは慣れろという感じだが、生徒の実感としても、辞書引きが早くなってくるから、不思議だ。辞書引きの利点は、生徒の学力差を感じさせない点だ(科では、一括校納金より『エースクラウン英和辞典』(三省堂)を全員購入させている)。 - (2)文法事項の説明
配布プリントでは、2行目と3行目に受動態が使われている。被害を語る上で、絶対に欠かせない文法事項である。<be+過去分詞+by ~>。過去分詞を書くことができない生徒が多いことは事実だが、この授業で長崎の被爆「被害」を感じさせたかった。 - (3)班ごとに日本語訳づくり
難しい単語には㊟をつけながら、班ごとに考えさせた。長いスピーチを、細切れにしながら、プリント配布で、一時間に一枚のペースで、後半部は省略もしながら。しかし、一時間に一枚終えられないことも多く、9月初めから末まで、修学旅行ぎりぎりまで谷口稜曄スピーチを扱った(国会情勢も大きく動く中、寝不足感、使命感…)。 - (4)班ごとに日本語訳発表 班の中で、特にリーダーを決めているわけではないが、班で作られる日本語訳は、大筋の意味を捉えている。私が机間巡視をしながら、生徒に分かるように、「指導」を入れている。
- (5)コーラス・リーディング
意味を「かたまり」で捉えられるように、かたまりで読めるようにしている。長い文は、back-upして読ませている。 配布したプリントのタイトルは「私の姿から目をそらさないで」ということにした。それこそが、稜曄さんのメッセージであり、感受性の強い生徒たちに、受け入れてもらえると思ってのことだった。長崎の地においても、平和教育を実践していくことが困難になってきているということを聞く。しかし、ナガサキ修学旅行を実践している私にできることは、生徒と被爆体験を共有し、共感し、継承していくことだ。「谷口さんすごい人だぞ」「私たちのために被爆体験を語ってくださる方はすごいぞ、かっこいいぞ」と思わせることができるか。共感を入口にできるか(自分が好きなことは、どんどん調べる。生徒たちの、ゲームに掛ける集中力を見れば良く分かる。自分が好きになったものは、とことん追究していくのだから…)。受け入れてくれた生徒に感謝しつつ、私自身磨いていきたい。
*英文に相当する日本文も配布し、どの英文に相当する日本文であるかを確認させる作業もしている。
*また、1年生向けのプリントにはそれぞれの英文に番号をつけ、ポイントとなる助動詞には下線を引いたものになっている。同時に辞書ひきするべき単語を抜き出して、単語の整理を行なわせ、自分の身近な内容の英作文を課題にしている。
参加者からの意見:辞書引きする単語をしぼり、辞書指導させていることがよい。難解な語句に和訳を与えているのはよい。受動態だけでなく分詞の後置修飾も併せて作業させてもよいのでは。体験の場面をいくつか絵にさせることもあり得る。時間的制約がある時は後半の憲法の話からは対訳を与えてしまって内容理解させる方法もある。班活動は場面を限って利用するとよいと思う。
配布プリント
*プリント②~⑥までの英文は以下の通り(プリント⑦は原文(日本語)の紹介になっています。)
- ② Faces swollen like pumpkins. People whose eyes had fallen out of their sockets. Large groups of people who had died in the Urakami River as they sought water. That night, this land in Urakami was a sea of fire. It was hell.
- ③ That hell did not end. The uninjured, those who wandered for their families, and those who rushed to provide relief and aid suddenly developed reddish – purple spots all over their bodies, and died vomiting blood.
- ④ On this day 70 years ago, I was 16 years old. I was a postman. At the moment the bomb exploded, I was riding my bicycle through Sumiyoshi-machi, 1.8km from hypocenter. Suddenly, from behind me there came a rainbow of light, and I was blown over and crushed into the road by the ferocious force of the blast.
- ⑤ After the war, the "Constitution"was established, which pledged to the world that Japan would not possess weapons. However, now there is an attempt to collective self-defense and an amendment to the Constitution. This security bill the government is pursuing will lead to war. It is an attempt to overturn the nuclear abolition activities and wishes held and carried out by the hibakusha and those multitudes of people who desire peace. We cannot accept this.
- ⑥ Nuclear weapons are cruel and inhumane. There is overwhelming international support for the abolition. I pledge before all those who desire peace to inherit the wishes of all my companions who have passed away over the past 70 years, and that as a living witness of war and the atomic bomb that I will continue to convey the truth of the atomic bombing throughout the world for as long as I live, so that we may realize a peaceful world without war or nuclear weapons. TANIGUCHI Sumiteru August 9, 2015
4.修学旅行を終えた生徒の声(2人ほど)
- 講演をしてくださった下平作江さんの話を聞いて、妹さんが自殺してしまったことや食べるものが無かったことなど、大変印象に残っています。血だらけの人や黒焦げの人がいたと聞いて、それもすごく怖いことだと印象に残っています。
原爆資料館で被爆した人のケガの写真を見て、かわいそうで心が痛かったです。原爆によって溶けた食器とか、壊れたものを見て、戦争の怖さが伝わってきました。下平さんは、思ったよりも元気で、すごいと思いました。実際に壊れた建物を見て、頑丈な建物が一瞬に吹き飛んでしまったなんて、本当に恐ろしいと思いました。
平和というものは、戦争が無いことだけじゃないと思うから、殺人やいじめなどがないということも平和だと思うので、いじめをしないこともまず平和への一歩だと思います。人が嫌だと思うことをしないこと。それと私たちが、戦争や原爆のことを聞ける最後の世代だと言われます。次の世代に伝え、この出来事を忘れないということも平和への一歩だと思います。安保法についても、反対なので、訴えていきたいです。自分のちょっとした言動が、平和に変わると思うので、気をつけたいと思います。(Eさん) - 下平さんの話が一番印象に残っています。過去を知ることは大切なことだと思います。遺骨が残らないかもしれないから、爪を置いていくと言う話では本当に、なんとも言えない気持ちになりました。死亡したという通達で、皆が喜んでいたという当時の日本社会のありように怖い気持ちになりました。
平和というのは、本当に素敵なことだと思います。昔、戦争があったのも知っているし、食料が無かったということも知っています。それでも、今まで平和なことが当然と思っていました。夜に電気を点けられるのも、満足に三食食べられることも、赤ちゃんが泣くことも当り前です。しかし、この修学旅行を通して、こんな当たり前のことができないと言うのを知り、改めて自分は幸せなのだと思います。今回学んだ事を忘れてはいけないと思いました。
私たちが未来に向かって平和な社会をつくり、核兵器のない社会をつくっていくには、過去のことから目をそむけずに、見つめ直すことが大切だと思います。世界が平和になると言うのは難しすぎて、よく分からないですし、本当に大変なことなのだと思います。しかし、核兵器のない社会というのは実現できるのではないかと思っています。私が生きている間に…。心や体に大きな傷を負っているのにも関わらず、伝えて頂いた被爆者の方のためにも、未来のためにも、次は私たちが伝えていけば、いつか実現できることだと考えています。(Hさん)
以上、上記のことは、2年生の修学旅行前の授業で、行なった報告となります。この経験を一年生でも、させてみようと年が明けて2016年1月から取り組み始めた。
5.修学旅行前の2年生で行った実践を、1年生でも行ってみた
2016年1月23日教科会合にて
今年度の科内公開研究授業の分析を振り返ってみると、主に以下の3点が挙げられる。
- ①「生徒がどこで学び、どこでつまずいたか」
- ②「実践者のテクニックの評価、助言、不十分さの指摘」ではなく、分析者がその授業を通じて何を学んだか。
- ③「その授業の狙いに対する教授法」の共有だけでなく、生徒認識・授業内容の共通認識の確認を行う。
また教科会合で議論し感想・分析を行う中で特に共通して挙げられたことは、
「どのようにしたら生徒が英語を好きになるか」
「どのようにしたら身近なところから英語を教えることができるか。」
「一方的な授業でなく、できる限り生徒に考えさせる授業を行えるか。」
「英語を教える必然性をどのように作るか」
という点が挙げられ、英語科の活動方針・視点に沿った授業作り・議論を行えた。そういった点で今年度の実践は英語科の教育実践統一を目指す上で大きな足がかりとなった。
<参考文献> ・『谷口稜曄 聞き書き 原爆を背負って』(西日本新聞社)
・『平和への道しるべ』(長崎平和推進協会)
*旭丘高校は職場での教研活動が定着し、私学教育の集まりや新英研の全国大会にも毎年複数参加されています。このレポートは今年の福島大会でも第7分科会で報告されました。毎年PTSの懇談会があり、生徒、保護者、教職員の話し合いから全学あげて学校づくりを行っている小田原の伝統ある私学です。また、この4月から川村さん他の英語科で雑誌『新英語教育』で高校の授業実践の連載を担当していますので是非ご一読ください。
<参加者の感想>
- 英語力がつきやすい年代になるので、どのように上手く教えていって、生徒が英語に興味を持つようになるのかを先生が考えていらっしゃるところはとても参考になりました。
- 平和教育を英語でどう取り組むか参考になりました。
- 自分の伝えたいことを教材化される先生の熱意に心動かされました。確かに英文は難しくても、それは生徒をあなどっているわけではないというメッセージだと思うので、私は本気を伝えているという思いがして真似ていきたいと思いました。辞書学習の大切さにも気づきました。
- 平和学習として修学旅行に関連づけて本文(資料)を使用したことは生徒にとっても興味深かったと思います。文字が大きく、プリントは余白部分が多くて生徒も活用できると思います。
- 本物の英文の持つ力、実体験の持つちからについて考えさせられました。心をゆさぶられる、考えさせられる英文を生徒に読ませたいです。
- ガツンときました。
●日時: |
2016年7月9日(土) 午後3:30~7:00 3:20 ~ 受付開始 3:30 ~ 5:00 中学校レポート[担当:萩原] 5:00 ~ 5:15 休憩 5:15 ~ 6:45 高校レポート[担当:棚谷] 6:45 ~ 7:00 アンケート記入・事務連絡 |
●会場: |
大倉山記念館 第1集会室 (Tel. 045-544-1881) (東急東横線「大倉山」下車 徒歩5分 改札口を右に出て右折、急坂上る) |
●高校 実践報告: |
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●中学校 実践報告: |
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●会場費: | 500円(支部会員200円 学生200円) [当日会員登録(年会費2,000円)で割引適用] |
●問い合わせ: | 萩原一郎 |
(2016年7月4日掲載/8月25日更新)