■ 神奈川新英研11月例会報告

2012年11月
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■近況報告

  • LSD(Last Sentence Dictation) がウケています。
  • 10年研を終えて英語Ⅰの授業改善と,防災教育に取り組んでいる。
  • アウトプット作業を増やすことに取り組んでいます。課題は生徒のモチベーションを保つことと家庭学習の充実を図ることです。
  • ENIE(時事英語)に取り組んでます。
  • 表現活動の充実に取り組んでいるが,モチベーションが低い生徒,問題を抱えた生徒への動機付けがうまくいかない。

■事務局への意見

  • 大変すばらしい会だと思いました。とてもよい雰囲気で皆さんが熱心に参加されていて勉強になりました。栃木県の先生方にもの紹介させていただきたいと思います。

■中学実践報告:「楽しくつながる,考える授業を目指して ~共に学び,共に成長する~」

堀恵美子さん(豊島区立駒込中学校)
 東京新英研で活躍されている堀さんをお招きしました。堀さんが新英研の大会などでベトナムのアオザイを着ていらっしゃるのを何度か拝見していますが,新英研ベトナムツアーで購入されたものだったのですね。

堀さん

  • レポーターから
    英語という言語を通して,新しい発見があり,自分の視野を広く持てて,隣の席の仲間から地球の裏側の人まで,たくさんの人とつながることができる。そんな楽しさを目の前の生徒に伝えるべく,教員7年目で試行錯誤の日々の実践あれこれを紹介します。学校行事と関連させた「ハチドリのひとしずく」,自己表現の工夫,修学旅行で外国人の方へのインタビュー,その他,今年度1学期のプリントを中心に,新しい教科書と少人数授業に苦戦する普段の授業の様子をレポートします。
  • 堀さん
    私立出身だったので,私立校のオーラル・イントロダクションに憧れて,語研に通っていたが,公立中にはいろいろな生徒がいることに気づいた。その後,新英研に参加して「ひとりじゃないんだな」と今までやってこられた。
  • 学校
    4年目。小規模で落ち着いている(1~3年は2,3,2クラス)。小中連携。
  • 少人数
    なんとか習熟度を避け,1クラス2分割。良い点は「目が届きやすい」「発言機会が増える」。悪い点は「(昨年度は2クラス3分割で)クラスの一体感がない」「生活指導上の理由でクラスを分けた生徒が一緒のグループになることがある」「教員の負担が大きい=1人の教師が3学年を担当するため教科書が3種類」。
  • 新しい教科書+週4時間
    New CrownからTotalに替わった。分厚くなった教科書に困惑し,時間に追われ,進度を心配しながら進めている。幸い,英語科の仲が良く,情報交換やTTが柔軟にできている。週3時間を英語A(教科書中心で少人数2分割),週1時間を英語B(単級でALT,会話・演習中心)に分けている。堀さんは中1~3の英語Aと中2の英語Bを担当している。
  • めざしていること
    好きな英語の言語学的・文化的なおもしろさをたくさんの人に伝えられるのは教員だと思った。生徒には,異なる考え方・文化・言語を持つ人と認め合い,楽しみながら関係作りをしていける広い心を持った人になってほしい。3年間で成長の土壌作りの一部が出来たらと思っている。新しい発見のある授業を目指している。

指針

  • 「知る」ために
    アンテナ高く,何でもネタにする。身の回りのこと,社会・文化に関心を持ち,「へぇ~」と新しい発見があることが最初の一歩。
    1. ① 身の回りのリアルな話題:友達(良い話題のみ。けなしたがる人がいる),芸能人,マンガキャラクター,学校行事など。
    2. ② 時事問題(日英語でスクリプト穴埋め。班で協力して):オバマ大統領スピーチ,ブータン国王スピーチ
    3. ③ 季節の話題(毎年使える。リサイクルできるので大切に保管):お正月,バレンタイン,イースター…
    4. ④ 教室環境作り:教室展示,休み時間に英語の歌,ドラマ「フルハウス」のDVD。
    5. ⑤ 教科書:登場人物紹介プリント(「新しい登場人物を英語で紹介しよう」と題して,イラストと空欄がある。Jack Smith「日本の中学校にきたアメリカ出身の13歳。音楽とスポーツが得意。歌がうまい。」,加藤七海「中学2年生。バスケットボール部に所属。動物好き。活発な女の子。」のようなキャプションがあるので,英文を考えて書く。),本文以外の豆知識・エピソード
    6. ⑥ 定期テスト(生徒が集中する貴重な50分):楽しくイメージしやすいように写真や註をたくさん,プラスアルファの話題を入れる。
    7. ⑦ 自分の経験(「自慢?」と言う生徒もいるが,食いついてくる生徒もいる):東京外語大学での経験を生かし,「世界の言語でこんにちは」と題してフラッシュカードに26言語のあいさつを書いて,クイズにする。教科書に出てくる場所に行ってみる(ナイアガラ一人旅),新英研ベトナムツアー(アオザイを来て登場!)
  • 「つながりを作る」ために
    1. ① ペアワーク,グループワーク(修学旅行インタビューは生活班5~6人,読み物教材の感情読みは4人班)
    2. ② 同学年や他学年とのつながり:作品展(先輩後輩の作品を見る)
    3. ③ 教員とのつながり:ノートにコメントをとにかく書く。スタンプを楽しみにしている生徒もいるのでなるべく違うものにしている。
    4. ④ 自分自身・家庭とのつながり:My History(過去の自分を振り返る),My Dream(未来の自分を想像する。昔の写真を探したり,昔のことを話す機会にする)
    5. ⑤ 日本とのつながり:南三陸復興支援のボランティア(生徒有志・保護者有志)の愛称「チーム・ハチドリ」。
    6. ⑥ バザーを行い,南三陸の志津川中学の生徒の修学旅行の費用として約100万円寄付。
    7. ⑦ 世界とのつながり:修学旅行でPeace and Friendship Message。
  • 「考える力をつける」ために
    社会科・総合の授業とならないよう,感想用紙を作り,感想を書く時間を保障し,1文以上(1語でも!)英語で書かせている。添削し,教科通信でフィードバックする。
    1. ① 環境問題:『ハチドリのひとしずく』「セヴァン・スズキのスピーチ」
    2. ② 平和:佐々木禎子さん,アンネ・フランク(展示パネルを教材化したい),フリーダムライターズ(追実践したい)
    3. ③ 人権,人種差別,貧困問題:キング牧師,マザーテレサ
  • 教材について,日頃気をつけていること
    1. ① 情報収集:何でもメモ,カメラビデオで撮影(英語の看板など)。有名人の写真を切り抜きしておく。
    2. ② 教材づくり:リサイクル&リユースもしている。
      ★ 「What's this? カード」上を隠して,足だけ見える絵。動物に見えるが,実は女の子。
      ★ 「パタパタカード」 画用紙を重ねて作る。You are Emiko.をAre you Emiko?にスライドして見せる。
      ★ 「世界の言語でこんにちは」のフラッシュカードは1年入門期と2年の受動態Hindi is spoken in India.で再利用。
      ★ 動詞活用神経衰弱ゲームカードは,2年で原形・過去形,3年で原形・過去形・過去分詞。

授業

  • 授業の流れ
    1. あいさつ(座ったままで):Good morning, everyone. Good morning, Ms Hori. How are you? Fine, thank you, and you? I'm fine too.
    2. ビンゴ(5分):記入は宿題。天気・日付を書かせる(Sunny, Monday, April 2ndなど),新出単語は発音リピートさせる。ビンゴを行い,2回ずつ発音。
    3. たてよこドリル(5分):前回の裏ページを答え合わせしておくのが宿題。ハンコを押して回る間に生徒は表を1ページ行う。発音リピートしたあと,自分で20秒音読。2分間で声に出しながら記入。
    4. 教科書:新出語( フラッシュカード),本文リスニング,意味確認,音読(ゆっくり→早く→buzz3回→役割→ペア→発表),基本例文,文法確認(教科書のactivity),プリントQ&A,TorF,「おまけ」説明
  • 副教材
    『ビンゴ』『たてよこドリル』,家庭学習用に『ジョイフルワーク』,資料集『E-Pilot』

質疑応答+意見交換

  • Q:新しい教科書で3学年を担当する…,というのは大変でしょう? こういうケースは東京都にはよくあるのか? 川崎市は1年が少人数(どの学年でも良いが1年次が多い)。全学年とも少人数?
  • A:東京は多いようです。稲城では3年のみでした。
  • Q:Totalは一般動詞から導入だが…(他教科書はbe動詞から始まる)?
  • A:I like soccer.から入る。Lesson 3からI'm Jack Smith. もう1人の先生と動詞のフラッシュカードを30くらい作って毎回見せている。play, giveなど。4月から音声で慣らしておいた。
  • 中西さん:自分自身が中学生の時,引っ越しをしてNew PrinceからTotalで大変だった。be動詞を2回学習してしまった。
  • 泉さん:絵本『ハチドリのひとしずく』は英文が難しい。授業では使っていない。アンニャ・ライトさんの歌がよい。
  • 淺川さん:『ハチドリのひとしずく』は白黒の影絵がダウンロードできますよ。
  • 中西さん:I'm doing what I can do now.など,やさしく言えますよ。
  • Q:本文以外の豆知識・エピソードを「テストに出ないよ~」と言うとよく聞いてくれるとのことですが,そのときの生徒の反応は?
  • A:生徒はニコニコしている。
  • Q:What's this?で。絵を隠して「象」「椅子」はどこから?
  • A:新英研のアイディアかな。
  • Q:見せていただいた生徒たちの作品の自が揃っていてとても綺麗。文字指導は?
  • A:5,6月でペンマンシップ。浜島書店のビンゴは授業で扱い,『たてよこドリル』は宿題。提出作品は鉛筆の下書きをさせてからチェックし,その上にペン書き。
  • 日比さん:京都修学旅行などで行う海外の人とのメッセージ交換は,事前にALTとシミュレーションする。写真を撮るときはモゾモゾしないように指導した。ちょっとしたこと(剣玉を実演など)をさせる。

参加者の感想

  • 堀さんのご報告の「ハチドリの話」のことが終わるころから参加しました。ハチドリの話を受けとって,何を「自分」は消したいか,と続けるという実践があります。それを iearn のネットワークにのせて,交流しようと北海道の大口さんと話したことがありますが,実現していません。ピースメッセージについては,定番ですが,地域にいる留学生や外国の方と交流するのもよいと思っています。
  • ていねいな授業だなと感心しました。私の場合,新英研との関わりは30過ぎからでしたが,堀先生は新任の頃からとのこと。新英研が確かなバックボーンになっているんだなと感じました。One One One ですが,「ブンブンブン ハチが飛ぶ お池のまわり…」のメロディーに乗せて歌うことができますよ。あと,修学旅行でのメッセージ活動ですが,「平和や日本,世界のこと」について五行詩を作り,千代紙(たぶん日本独特?)でデコレーションしたカードに書いたものをプレゼントしたことがあります。外国人の方はとても喜んでいたそうです。カードはカラーコピーしておいて,文化祭で展示しました。父母からも先生方からも大変好評でした。
  • 学年に応じた授業計画がとてもよくできていると思った。外国人へのインタビューで成果のまとめが感銘深いものでした。実践したものを整理してそれを報告することは大切なことであると感じた。
  • 大変意欲的に英語教育に取り組まれていてすばらしいと思いました。いろいろ参考になることが多く,勉強になりました。
  • 自己表現活動ほか様々な実践の紹介ありがとうございました。今後新しい教科書の使用に伴って新たな実践も楽しみにしております。
  • 三年間のプログラムがきちんとあり,新旧の教材を交えて準備しているところがすごいと思いました。高校では考えられない!さらに,堀さんのオリジナル教材が少しずつ増えて進化していくといいですね。
  • いろいろなことに触れさせてあげたい,感じさせてあげたいという先生の愛情が伝わってきました。3年間の中で様々なタイミングを逃さず(行事や季節の出来事などを)英語の授業に取り組んでいることが素晴らしい。
  • カードを多くストックして丁寧に保存するとり活用の方法は堀さんの細やかさが表れていてすばらしいと思いました。
  • あらゆる分野で工夫されていて大変参考になりました。堀さんの笑顔がさわやかでした。

■高専実践報告: 「ENIE(English Newspaper in Education)に見る『時事英語』実践 ― 英語で学ぶ『尖閣諸島・竹島問題・東日本大震災』から『絵本セラピー』『4コママンガ』『AKB48総選挙』まで―」

山西敏博さん(国立・小山工業高等専門学校准教授・大阪大学大学院 博士課程) 
 栃木県からお越しいただきました。「新聞を教育に」の優れた実践です。
(会報担当和田が早退したために,後半の発表は盛り込めておりません。すみません。)

山西さん

  • レポーターから
    【AKB48】が英語の教材になる!? しかも,それが経済の勉強や,面接指導に活きる!? ― 英語であれ,日本語であれ,「新聞」は知識・情報の宝庫です。そこには様々な情報があふれています。教員生活25年間で培ってきた,「ENIE」の実践の仕方を皆様と共有して,今後の英語の授業に生かす【(英字)新聞の活用】について,皆さまと共に学んでいきたいと思います。楽しくReading, Listening,Writing,Speaking の実践を学びましょう。小学校,中学校,高校,専門学校,大学(短大・高専),校種を問わず活用できますよ♪^0^

解説法+協同学習

  • 疑問文の作り方の解説法
    フランス語ではParlez-vous? のようにSpeak you?の語順。英語も強調構文はYou do speak English.で数学の1×a=aと同じ。She speaks EnglishはShe does speak English.で2×a=2a Does she speak English? まず,パタンプラクティス(。She speaks Englishを聞かせて,Does she speak English?を言わせる)で入れておいて,理屈を後から入れている。
  • 協同学習
    10年目。中2, 3で不定詞を授業参観で扱わせたりした。2×5グループに分け,助動詞3つ,受動態2つの課題でそれぞれに授業させる。40分間先生役,5分で振り返り+5分は山西先生がフォロー(山西さんは授業の間「ここが分からないので説明してください」と質問したり,生徒になりきって見守る)。板書を書く練習を前日にバッチリやって,それを写真に撮って見せてくれた学生もいた。高専では,「社会」「政治(オバマ大統領再選など)」「芸能」など5つのテーマで行っている。

『AKB48総選挙』

  • 第4回AKB選抜総選挙
    テレビを観ていたら,AKB48の総選挙をしていた。6位の高橋みなみが「ありがとうございました」とマイクから一歩下がって話していた。お辞儀の仕方が丁寧だなと感心したのが教材化のきっかけ(山西先生はファンというわけではないのです。「神奈川支部の泉さんのチェルノブイリの教材化に感銘を受けたが,AKBでも教材に出来るというところをやってみました」とのこと)。
  • 各紙の取り上げ方
    トップ記事は,スポーツ報知では野球だったが,スポーツニッポン,日刊スポーツではAKB。栃木新聞では社会面で扱っていた。日本経済新聞「バカバカしくないAKBの総選挙」(2012..6..8 .7:00)のコラム。
  • 記事を使って(その1)
    …all-girl group AKB48 has a new "president."
    山西先生のコメント「presidentにquotation marksがついているが『いわゆる』という意味。AKBの『センター』のことだね」
  • 記事を使って(その2)
    Pictures of teary-eyed 23-year-old Yuko Oshima dominated Thursday's newspapers after her victory…
    山西先生のコメント「dominateは掛詞になっている。見出しを『独占』していたので,総選挙は『総占拠』と言える。」
  • 記事を使って(その3)
    1位の大島優子のコメント "You, my dear fans, have given me water and light." a teary-eyed Oshima told fans, comparing herself with a flower bud. "A flower will wither someday. Please be my sunshine forever."(花はいつかしおれてしまいます…) 
    山西先生のコメント「ここにwitherという単語があります。センター試験の第3問に未知語の推測が出ますが,これなら推測できるね。」
  • 生徒の反応
    勤務校は高専+大学は7年間で理数系が強い。面接というのは練習でするものではなく,普段やっていることができていれば,という考えだが「AKBからだって学べるね」というところを生徒たちに示したかったが,電気科の生徒はあたたかな反応だったが,機械科は「高専にはAKBのファンはいないよ」「あなたの趣味を押しつけるな」という冷たい反応(山西先生の心のつぶやき「挨拶の仕方を教えようと思ったのでけれど…」)。彼らはカードゲームが好きで一般社会に関心が薄い。後日,尖閣諸島を扱うことにした。またロシアのメドベージェフ首相の記事で現在完了を扱った。

『尖閣諸島・竹島問題』

  • 1時間目:日経ウイークリーを読ませる。
  • 2時間目
    call教室でStudent Timesのネットの記事で読みたい画面を4つから1つ選び,ヘッドフォンをつけて音声でシャドーイング3回,ヘッドフォンをはずしてlook up and shadowing。
  • 日本語の記事は読売新聞や時事通信などからもとる。

『4コママンガ』

  • コボちゃん:英文のマンガで穴埋めさせる。Put suitable words into the blanks. また,内容を考えさせる。Why do you think Kobo has done such a behavior in ④?
  • 英検2次試験対策になる:準2級は2コマ,2級は3コマ,準1級は4コマを1分間考えて2分間で説明する。

質疑応答+意見交換

  • Q:教科書は?
  • A:4種類,5時間。英語演習1は3時間。『即戦ゼミ』で文法小テストをして,日経ウイークリーを読ませて1時間目,Student Timesが2時間目。
  • Q:iPS細胞やハヤブサなど,新出語が多いが,辞書なしで読めるのか?
  • A:背景は日本語で入れてから読ませる。iPS細胞は正式名称も教える。辞書は読むときには引かせないが,コンピュータで調べさせたりする。

参加者の感想

  • 山西さんの実践はAKBや竹島・尖閣,コボちゃん,絵本(も?)など,切り込む角度が実に自由で驚きました。その自由闊達な発想は多分,これまでの尋常ではない経験(日本徒歩縦断,ホンジュラス(?)危機一髪など)が根にあるのではと推測したんですが,ちがいます?
  • 山西さんは,お話が上手ですね。なかなかああはできないけれど。4コマ漫画の実践は,萩原さんだったかにうかがった記憶がありましたが,ロジックをというのはあらたなことでした。調べてみました。情報教育での活用があるようです。
    高校生のための論理学入門マンガ教材
    絵本を使う実践では,英語のもので,英語のリズムのあるものを,自分で声にだして読むとよいと思いました。ホールランゲッジのビッグブックの実践があったような。
    ポジティブ心理学という領域があると聞いています。「いいとこ探し」は,人権教育や「エンカウンターや人間関係トレーニングでも使われていますね。柏村さんのアイディアブックにあったと思います。
    ヴァーチューズ・プロジェクトというのがあって,教育者向けにはカードなどがダウンロードできます。
    日本語のサイトです。
    こんなのも参考になると思います。懇親会で,フィリピンへのことをしゃべりましたが,ここに記録があります。
    パレスチナに関してはここです。
  • 英語でありながら時事問題を巧みに授業につなげていくことの大切さを学びました。4コマ漫画を取り入れた授業はハードルが高いと思いますが今後考えて見たいと思います。
  • 3つの活動とお大変勉強になりました。
  • 山西さんの目指されるファシリテーターとして生徒を育てる教育の本質が実践されていると思いました。
  • 2~3種の新聞をとりじっくり読んでいる時間をとっていることがすごいし,うらやましい。生徒にはヒントのレベルを変えて実情に合わせていると思いますが,そのバリエーションを知りたいです。
  • 多読の教材として新聞を扱うことが新鮮でした。先に日本語で内容を頭に入れておいて,というのがとても良いなと思いました。絵本も読んでみたいなあと温かい気持ちになりました。
  • 領土問題に対する日中韓の子どもたちの反応の違いから教育の力の大きさを感じました。担任としてだけでなく,英語教員としてできることもあると思いました。




●日時: 2012年11月17日(土) 午後3:30~7:00

3:20 ~ 受付開始
3:30 ~ 5:00 中学実践報告 [担当:日比]
5:00 ~ 5:15 休憩
5:15 ~ 6:45 高専実践報告 [担当:萩原]
6:45 ~ 7:00 アンケート記入・事務連絡
●会場: 横浜市港北区菊名6-18-10
 菊名地区センター 3階 中会議室 (Tel. 045-431-4101)
 (東急東横線「横浜線菊名駅」より徒歩5分)
菊名センターの地図
★いつもの会場(大倉山記念館)と異なります!
 菊名地区センターです! 東横線または横浜線菊名駅の改札を出て右に出て(東口)駅の階段を下る。階段を下りたら道路沿いに左に進む。幹線道路(綱島街道)に沿ってずっと進み、3つめの信号を右に曲がると、菊名地区センターの3階建ての建物が目に入る。駅より徒歩5分。

より大きな地図で 菊名地区センター を表示
●会場費:500円(支部会員200円 学生200円)
[当日会員登録(年会費2,000円)で割引適用]
●お問い合わせ: 萩原一郎 e-mail
●中学実践報告: 「楽しくつながる,考える授業を目指して~共に学び,共に成長する~」
堀恵美子さん(豊島区立駒込中学校)
レポーターから:
英語という言語を通して,新しい発見があり,自分の視野を広く持てて,隣の席の仲間から地球の裏側の人まで,たくさんの人とつながることができる。そんな楽しさを目の前の生徒に伝えるべく,教員7年目で試行錯誤の日々の実践あれこれを紹介します。学校行事と関連させた「ハチドリのひとしずく」,自己表現の工夫,修学旅行で外国人の方へのインタビュー,その他,今年度1学期のプリントを中心に,新しい教科書と少人数授業に苦戦する普段の授業の様子をレポートします。
●高専実践報告: 「ENIE(English Newspapaer in Education)に見る『時事英語』実践
 ― 英語で学ぶ『尖閣諸島・竹島問題・東日本大震災』から『絵本セラピー』『4コママンガ』『AKB48総選挙』まで―」
山西敏博さん(国立・小山工業高等専門学校准教授・大阪大学大学院 博士課程)
レポーターから:
【AKB48】が英語の教材になる!?  しかも、それが経済の勉強や、面接指導に活きる!? ― 英語であれ、日本語であれ、「新聞」は知識・情報の宝庫です。そこには様々な情報があふれています。
教員生活25年間で培ってきた、「ENIE」の実践の仕方を皆様と共有して、今後の英語の授業に生かす【(英字)新聞の活用】について、皆さまと共に学んでいきたいと思います。楽しくReading, Listening, Writing, Speaking の実践を学びましょう。
小学校、中学校、高校、専門学校、大学(短大・高専)、校種を問わず活用できますよ ♪^0^

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(2012年11月7日掲載/2013年2月3日更新)