■ 第26回八尾新英研(希望塾)8月例会報告

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8月
 8月20日、八尾プリズムホールで第26回希望塾があり、初参加者も多く、計29名が参加されました。若い方3人が新英研に入会してくれました。

<報告1>生徒がわかる!「パワポ導入法」

野元麻紀子先生(大阪市立東中学校)
 英語教育に関わって3年をふり返り、今とこれからの授業づくりについて具体的な資料をもとに熱く語って頂きました。

<野元さんの報告への感想>

  • パワーポイントを導入する時に、目的を持って授業に取り入れておられるので、そのメリットが感じられました。特に長文などの解説はわかりやすいように思えたので、ぜひ使ってみたいと思いました。
  • いかに文法の導入に無駄な時間を省くかが最近の課題なので、目からウロコでした。しばらくパワーポイントを使ってないので再開したいと思いました。絵を使って受動態とかは特に取り入れてみたいです。
  • 生徒がどんな反応をするか、とか喜ぶ顔を楽しみに授業を考えている、というお話にとても元気づけられました。授業が成立するためには、生徒との繋がりが大切だと思います。生徒とうまくいかないと、どんなに授業がちゃんとできてもだめだし、またちゃんとできないと生徒とうまくいかないと思います。
  • 私は学生なので、現場の様子や課題などはあまりよく分からないのですが、個人的にはスマートボード(電子黒板)よりも使いやすく、効果的な機材がパワポだと思います。それを授業で効果的に実践されている様子(長文など)や具体的な方法(特に、「プリントスクリーン」機能は知らなかった)を学ぶことができてよかったです。

<報告2>音読指導が変わる10ヶ条

劉崇治先生(八尾市立高美中学校)
 4月当初、なかなか声が出なくて困っていたクラスがこの3ヶ月で、自分たちで考えたスキットを、カタカナEnglishがほとんどなく楽しく演じるようになった。その音読指導で欠かせない「10ヶ条」について、映像もまじえながら大切なことや具体的な指導法などを話して頂きました。

<劉さんの報告への感想>

  • この授業は、生徒が目の色を変えてとりくむ授業だなと思った。また必ず力がつくムダのない授業だとも思った。私は現在中2を担当しているが、はっきり言って授業は崩壊している。勉強したくない生徒も、とりくむ授業えお先生の話をヒントに変えていきたい。
  • ユウ先生の授業、本当に面白くて目からウロコでした!お話のテンポも良く、内容も、いま自分がなやんでいる点ばかりだったので、多くのホントを得ることができました。
     今私は1年生担当なので、ユウ先生ならどうやって教えられるかな…」と考えながら聞いていました。またの機会に、低学年の具体的な内容を伺えたらうれしいです。ありがとうございました!
  • 英語は、いかに使わせるかで、生徒の満足度や達成感などが変わってくると思いながらも、どうしよう?と悶々としていたので、今日の話はとてもおもしろかったです。
  • 「夢」について、がんばって覚えて英語で言えた女子の映像を見て、わからない英語を最後まであきらめずに挑戦したことに感動しました。でも、その子が挑戦し続けるのを見捨てずサポートするのが大変だけど大切なんだなあと思いました。
  • しっかりとした課題設定や評価基準を設けることで生徒にやる気を持たせ、何度も練習させることで力がつくということを実感した。本当に生徒に力をつけるには、授業で「コペルニクス的転回」を実行しないとダメだなと思った。

(連絡先:小部 修)
(2010年11月14日掲載)