■ 東京新英研11月例会

2009年11月
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2月5月6月11月

レポートの主な内容


みんなで考えみんなで楽しむグループ・アクティビティー」

吉岡潤子(江東・大島中)
 9月、10月に取り組んだ「季節を感じ」、「グループで楽しく取り組める」アクティヴィティを2つ、(ベトナムのお月見の話と文化祭に向けて取り組んだパンプキンコンテスト)を実際のワークシートと生徒作品を交えて紹介しました。

オールイングリッシュ授業の挫折」

沖浜真治(東大付属中高)
 5年生(高校2年生)の「英語表現」という授業を担当しています。英語の得意な生徒を対象にパラグラフライティング、ディベートなどを教えようと開設した授業でしたが、ふたを開けてみると英語が苦手な生徒もたくさんいて、しかも1クラス44人!おそらく多くの高校で多様な生徒がいてしかも生徒数が多い状況で英語だけの授業をやればこんなふうになるのだろうなあという感じを先取り?した様子を報告しました。

辞書引き競争でHelp each other!」

荒木好枝(練馬・開進二中) 
 1年生の授業で、授業のはじめ又は途中で、辞書引き競争を行っています。目的は英和辞典が使いこなせるようにすること、学校を離れても自分で学ぶ力を養うこと。また辞書を引くことの楽しさ、辞書を読むことの楽しさも感じ取らせたい。そこで生徒には辞書を毎時間持参させ、自分自身の辞書に使い慣れるようにと考えています。具体的にどのように進めたのか報告しました。

楽しくて力がつくテストづくりを目指して」

柏村みね子(中野三中)
 テストが好きな生徒はそんなにいないかもしれないが、この50分間には、真剣に取り組む環境があり、見守ってくれる試験監督の先生がいて、どれだけ答案用紙に書き込めるか、と腕試しを楽しみにしている面もある。そこで50分間を学びのある楽しい時間にするために、それにふさわしい・やり甲斐のある「自主教材」を手渡す感覚でテスト作成をとらえ、これまで取り組んできたことをふり返りながら報告しました。

Why should we study a foreign language? に取り組んで」

安野寿美(小岩一中)
 "なぜ外国語を学ぶのか?"というこの教材のトピックは興味深いものですが、それをListening教材にするのは「無謀だろう」というのが第一印象でした。しかし、Reading 教材→Writing教材に発展させている実践を聞いて"こうすれば歯ごたえのある教材になるんだ"と思い、今年自分なりにアレンジし授業づくりに取り組んだことを報告しました。

Peace & Friendship message に取り組んで」

堀恵美子(豊島・駒込中)
 この4月に異動した中学校で、修学旅行と関連させてPeace and friendship message のプロジェクトに挑戦しました。実施するまでの手順を実際に使ったプリント等をもとに紹介しました。また、それぞれのグループがどこの国の人から、どんなメッセージをもらったのか英語で紹介する発表会についても紹介しました。

"外国旅行疑似体験旅行"授業」

関口守義(八王子一中)
 ALTが来校したときに行った授業。「今日はイギリスへの海外旅行を体験してもらいます。」と言って、教室を空港の入国審査会場に配置換えし、臨場感が出るように"英語での機内放送"を流すなど工夫。ALTのモデルの後、生徒が実際に入国管理官の役割を英語で練習する授業を紹介しました。

センテンスビルディングカードと能動学習」

阿原成光(元大学)
 "「自前の英語」で「日本英語の確立」への変革の第一歩のために三つの具体的提案"と題したレポートを基に、考案されたアルファベットカードゲームの使い方の紹介とセンテンス・ビルディングカードを使って、Be動詞、Do動詞の理解・定着のための実践・工夫を紹介されました。 

英語活動で子どもに学ぶ喜びを」

町田淳子(小学校テーマ別英語研究会)
 "小学校教育を豊かにし、子どもの人間性を育てる英語活動のあり方とは"を念頭に授業づくりを進められている町田さん。今回は小学6年生の生徒対象に行われた授業Landminesの一部を紹介されました。一枚の写真を生徒に見せ、What can you see in this picture? (この写真からどんなことがわかりますか?)と語りかけ、生徒の発言を引き出し考えさせ、そして自然に英語に繋げる様子を見せてくださいました。

『もっと読みたい!!』中3選択英語・多読に取り組んで」

小美濃 博(府中一中) 
 夏に学んだ多読授業のキーワーズ
<1 テストしない 2 内容について質問しない 3 難しい・興味が持てないと思ったら他の本と変えて良い>
を基にOxford reading tree という教材を読んでいった取り組みと生徒の感想を紹介しました。

(2010年7月16日)