■ 熊本新英研3月例会報告

2009年3月
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1月3月4月9月
 3月21日(土)に熊大のくすのき会館で開くことができました。

学習資料:「エルサレム賞」受賞スピーチ

 3月の学習資料は会報に載せていました村上春樹氏の「エルサレム賞」受賞スピーチの英文でした。
参加者4人で順に英語、日本語と同時通訳方式で読みました。
 We are all human beings, individuals transcending nationality and race and religion, and we are all fragile eggs faced with a solid wall called The System. To all appearances, we have no hope of winning. The wall is too high, too strong--and too cold. If we have any hope of victory at all, it will have to come from our believing in the utter uniqueness and irreplaceability of our own and others'souls and from our believing in the warmth we gain by joining souls together.
という箇所などが本当に分かり易く、心に響く表現だったと感想を述べ合いました。

ミニ実践報告

 次に一人一人のミニ実践報告では久しぶりに参加の竹森さんが小学生~高校生まで教えている関係で特に小学校英語について話してくれました。熊本でも見切り発車したところですが予算削減の中、ALTもそう何回も来校できない事や5,6年の担任の先生が大変だと言う問題点もあるようです。雑誌「新英語教育」4月号でも「心にしみこむ小学校英語」という特集がなされています。竹森さんから事務局に吉田研作上智大学教授編集の「21年度から取り組む小学校英語」を頂きました。私達の身近な小学校の先生方とも手を携えてより良い外国語教育を目指したいものです。
 さらに話しは続き、教室にはいろんな問題を抱えた生徒がいて各自、その対応にあれこれ工夫していることも出ました。豊原さんは「アスペルガー症候群(高機能自閉症)の子どもを育てる本・学校編」(講談社健康ライブラリー)等、数冊を紹介してくれました。

(2010年1月5日掲載)