■ 山形新英研2月例会
2007年2月
 2月17日7名が集まりました。みんな頑張っているのがよくわかるとてもいい会でした。高橋亮さん、小山淳子さん、安孫子道子さん、菅野すみ子さん、小野エイミーさん、そして夜7時過ぎ柏倉和子さんが我が家に来てくださいました。

1 始める前に

 高橋亮さんが 1・24の私学助成削減反対の高校生・保護者・教員一体の取り組みを紹介してくれました。高校生も実行委員になって1800名も集めた、とても感動的な集会でした。私もその集会に参加していましたが、高校生が自分の言葉で県庁にむかって訴えている姿は 高校生はこう育ちたいよなと思わせられました。亮さんのとったDVDを見ながらみんなで感動を共有しました。

2 前座 冨樫和子

 The Beatles "Here ,There and Everywhere" をピアノ版と5度下げての弾き語り。You Tube(著作権などで問題のあるもの)でポール・マッカ−トニーのライブを見る。芳賀修栄さんの本「アメリカン・ポップスの心」(大修館刊)の英語の歌もこれで探せるので、芳賀さんの本も読む気になったと報告。(後で芳賀さんから学習会には参加できなかったが、報告を読んだだけでもオアシスのようだとメールを頂きました。)

3 安孫子道子さん

 相談活動一年目について、私たち英語教師にとって嬉しいことを語ってくださいました。とても難しいと思われている教育相談活動だが、異文化をまるごと受け入れる英語教師だからこそできたのだと思うとおっしゃっていました。道子さんらしい感性にみんな感心していました。 また、山形県国際教育研究協議会の機関紙に寄稿した「国際教育とは」も、彼女の国際教育に対する情熱がとてもわかる感動的な中味でした。

4 菅野すみ子さん

 英語1 ”Free the Children"の投げ込み教材、資料も充実したとても丁寧なプリントで追実践したいと思わせる実践でした。そして1・24の蔵王高校でのなまなましい取り組みの報告がなされました。すみ子さんの暖かな、しかし毅然とした取り組みはすごいなと思いました。

5 冨樫和子

 体調報告 無事定年に向かえるのを感謝。目は巨大テレビでさえ、大変。4月現在、Dr.5人に見てもらって、目に付いては、大分理解できるようになりました。そして名検眼士に出会えて、眼の苦しさが、緩和されるのではと思っています。

6 小山淳子さん

 「つぶやき通信」。授業のはじめに必ずしている生徒たちに英語を楽しく定着させるためのすてきなプリントでした。教材をもとめて本屋から探してきたのをもとにしての手作りプリントできめのこまかな実践でした。

7 小野エイミーさん

 *TPRSの山形農業大学校での実践でした。夏休みのアメリカ研修に向けての英会話の授業で行っているもので、いつも遅れがちな生徒に目を向けているエイミーさんならではの研究熱心がつかんだ手法で、とても楽しく授業ができているとの報告でした。アメリカの研修でも何とか自分で言葉を伝えようとする生徒になっているし、小学校も中学校も不登校の生徒がエイミーさんの授業ならと受け、しかも発言をしてくれると嬉しそうに報告してくれました。
 その彼女も教科書をそのまま使っていたときは自分が不登校になりそうだったと、ALTでさえ教科書そのままではやれないというのが興味深いことでした。
 *多読指導  A Reading A 〜Zのホームページと教材(Level D,E,H,Z)の紹介と中学校での実践報告。
 森山淑夫さんが書かれた”Voices from a Senior Citizen”を読んだら、そこに、愛知大会第2分科会の西野孝子さんの多読入門の実践がありました。森山さんの教材観からの考察が面白く、多読指導についての理解が深まりました。

8 高橋亮さん

 青年部の事業が忙しく、なかなか英語に向かえない。受験指導をしてもつまらない。その中で、北海道・大口雅也さんから教材資料を分けてもらった襟裳岬の森を住民がよみがえらせた話の実践は楽しかった。生徒の反応もとてもよかった。

9 柏倉和子さん

 「千の風にのって」の英語版のCDを持ってきて、授業に使うつもりだというので私たちのうたごえレインボーのコンサートでのDVDを見てもらいました。
 英詩の和訳を生徒がしたので、もし会に間に合ったらそれを紹介するつもりだったと 私だけが実践を聞かせていただきました。

(連絡先:冨樫和子)
(2007年5月26日)