■ 埼玉新英研3月例会

2006年3月
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3月5月6月10月12月
 大澤由加里さん(埼玉県立狭山経済高等学校)をお迎えし「ニューヨークの公立小学校で経験したチューターリングプログラム」 というタイトルで報告をしていただいた。

<実践報告>

  大澤さんは3年間休職制度を活用し、米国の大学院に在籍。その間ニューヨークの小学校で移民の子どもたちを中心として、いわゆる遅れがちな子どもたちを相手にチューターとして活躍した経験をスライドを使いながら説明してくださった。
  フォニックスの指導では、複数のアルファベットをつなげて発音練習する日本でもおなじみの指導法に加えて、単語を音節ごとに分けて発音させる方法などの紹介があった。多読指導の取り組みでは、レベルごとに難易度の異なるテキストを読ませるなどの工夫をしているとのこと。
  一般の授業をしている最中にチューターが教室に入って来て指導対象の生徒を廊下に連れ出し教えるシーンや膨大な量と種類のマニュアルが用意されているなど、日本ではあまり見られない場面の紹介などがなされた。
  渡米してすぐ9.11の現場近くに在住していたということで、当時の生々しい状況なども聞くことができた。

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(文責:鈴木政浩)
(連絡先:浅川和也)
(2006年7月29日)