新英語教育研究会 第46回 全国大会(東京大会)
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現地だより3

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関ブロは今!現地ルポ
    現地事務局 安野寿美

'09関ブロ始動開始!

 正月の気分もさめやらぬ1月4日〜5日、関東ブロックは茨城県土浦市の国民宿舎『水郷』でブロック集会及び現地実行委員会を開催しました。ホワっとした温かい雰囲気の茨城女性陣が受付でお出迎え、隣にすわった超美人の山梨の初参加者(この春から新規採用だそうです)にたおやかに挨拶され、「こいつは春から縁起がいい!」と見得を切りたくなるようなスタートでした。

まずは関ブロ集会だ! 

小森陽一氏('09関東ブロック集会)  記念講演は小森陽一東大教授。「2009年は英語教師がもっとも問われる年」とこの年に創立50周年を迎える新英研へのエール(?)から始まり、胎児に成り代わって言語体験を解読し、ベトナム戦争と紙おむつの関係、郵政民営化とサブプライムローン、GPSはどうして発達したか、「なぜ」は2連発以上問いかける、など刺激的でわかりやすいお話が次々に飛び出てきました。
 新英研の講演はいつも質疑応答がおもしろいと思いませんか。どうして、こう本質をつく質問ができる人がいるのだろうと私は感心して聞いているのですが、今回も「競争原理は人間の脳を破壊する」の意味が質問されてようやくちょっとわかりました。競争が人間をよくする、と信じている人は多いですよね。(自分も時々使うし)
 現場からのレポートは「新採教員奮闘記」。教師15年目にして工業高校の「新採」となった先生の、何があってもたじろがない奮闘ぶりに涙が出ました。誰が持っても荒れるだろうと思われたクラスで、ニコニコしながらもじっと耐えつつ信頼を勝ち得ていく様子がわかりました。「対話」が一つの鍵とサポートしたアントレ(茨城新英研のサークル)のアドバイスもよかったし、「全部を同じに見ないことが大切」という会場からの意見にもうなづきました。
 午後のプログラムのあとの1時間、食事のあとの15分など、ゆとりのあるスケジュールに助けられ、文化行事のヒューマン・ファーマーズのコンサートでも、大いに笑って楽しませてもらいました。
 翌日の分科会では「小学校の分科会」に参加。しっとりと引き込まれるような声で町田淳子さんが体験させてくださった小学校の英語活動は、子どもの知的好奇心をかき立てながら英語が身に付いていくように感じました。中学生、高校生にも十分応用できる内容でもあり、試してみたい教材でした。

現地実行委員会へGo!

 昼食に茨城新英研のご配慮で、ご当地カレーの「ツェッペリンカレー」をいただき、いよいよ現地実行委員会へ。
 用意した25部の資料では間に合わず、二人一組で見ていただいた方もあったほど実行委員会には多くの方が集まっていただきました。その場で3人の実行委員が追加され、大会日程案の第4次検討、記念シンポジウムに対する熱い討議、3日目の内容について実に様々なアイディアが出されました。8月、皆さんにはこの成果をお見せできるはず。ぜひぜひお楽しみに!東京・五反田の清泉女子大学で会いましょう!
このページは、雑誌「新英語教育 2009年3月号」の「現地だより」から、転載をしたものです。

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