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新英研 第41回全国大会(福岡大会)
〜 鶴よ 羽ばたけ 世界の空に 〜
この夏九州は福岡で、大いに学び交流しよう!
新英語教育研究会会長 柳沢民雄
 新英語教育研究会は1959年の誕生以来、「すべての子どもたちに外国語を学ぶ喜びを」というメインテーマを実現するために、楽しくよくわかる授業をどう創るか、技能だけでなく人格形成に寄与できる外国語教育をどう実現するか、を中心課題として実践研究をすすめてまいりました。また、世界中の人々が戦争のない平和な暮らしを実現する上で、人と人とが理解しあうための外国語教育はいったい何ができるのかを考え実践しつづけてきました。
 私たちの研究の方向はユネスコ・IBE勧告(1965)の次の表現ともぴったり一致しています。「現代の外国語教育はそれ自体が目的ではなく、その文化的人間的側面から子どもたちの心と人格を育てるのに貢献すべきです。また国際理解と諸国民間の友好的平和的な協力関係を確立するのに貢献すべきです。」多くの中学・高校生の胸が世界で起こっている悲惨な争いにかきむしられている今、その課題はさらに重みを増しています。
 私の勤める工業高校の1・2年の英語の授業は毎時間歌で始まります。新年になって坂本龍一の地雷撲滅キャンペーン・ソング"ZERO LANDMINE"をとりあげました。多くのアーティストが協力して作ったこの歌はどのクラスでも歓迎されています。歌詞の一節に"(A strong wind) stole tomorrow"とあります。生徒は美しいメロディに反応するだけでなく、「明日が奪われることのない」平和な世界を求めているように思います。
 九州での全国大会は、'77年別府、'88年沖縄、'92年長崎に引き続き、12年ぶり4回目となります。記念講演にはパキスタン・アフガニスタンで年間15万人の患者診察を行っているペシャワール会代表の中村哲さんをお迎えすることになりました。大会では、世界のこと、日本のこと、学校でのこと、英語の教室でのこと等々、多面的な話し合いがなされます。多くの皆さんにご参加いただき、大会を実り豊かなものにしていただきますようお願い申し上げます。

自分を元気にしてくれる研修の場として

現地実行委員長 緒方智子
 お互いの「信頼」と「支え合い」そして"challenge"を前提として成り立つ「教育」の土台が大きく揺さぶられ、各種の「調査結果」にも無言の圧力を受けて、失望と落胆で押しつぶされてしまいそうになる時ってありませんか。
 授業がうまくいかない。何かいいアイデアはないだろうか。こんなことをやってみたけど誰かに聞いてもらいたいナ。生徒の作品を紹介したい。等々。
 現場でかかえる様々な悩みや実践を率直に語り合える場、それが新英語教育研究会(新英研)です。現役の中高大の教師ばかりでなく、小学校の教師も、塾の教師も、リタイヤ組も、学生も、保護者も、どなたでも参加できます。
 今夏は九州地区での4度目の新英研全国大会を福岡県・筑後川流域の原鶴温泉で開催します。自分を元気にしてくれる研修の場として、新英研の全国大会参加をぜひ加えてください。全国の仲間と大いに語り合い、明日からのエネルギーを充電しあって、日本の子どもと親に責任のもてる外国語教育を創り出しましょう。お待ちしています。

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