「新英語教育」2022年1月(629号)
教科書があるだけでは,授業はほとんどできません。教科書のトピックをどのように料理し,クラスに差し出すかは,シェフ(授業者)の手にかかっています。自主教材を扱う際,または教科書単元を補うための教材を作る際,どのようにアンテナを張り,情報を集め,教材を構成するかに授業の成否はかかっています。よい「教材をつくるチカラ」さえあれば,授業の半分は成功したといえます。今月のテーマは「教材をつくるチカラ」です。 ①日々のハンドアウト類,②映画を扱った授業,③平和の授業,④地域の身近な事物の教材化,⑤時事的なニュースなどから世界の情勢を知る教材など,自主教材を作るプロセスを各校種の先生がたに紹介していただき,併せて教材研究のしかたについても触れていただきます。
巻頭論文 こころとからだが動き出す教材を作ろう ▶柏村みね子 実践小学校 教材を子どもたちに近づける 自分のアンテナをトレーニング ▶阿部始子 実践中学 思考を深め,論理的思考力を伸ばす "手軽"な方法 ―対話にセリフを加えることで授業が変わる!― ▶太田昌宏 実践高校 先住民の放射能汚染をオンライン授業で 声を上げられなかった人の声を教材に ▶竹島さち子 実践高校 自主教材,使い込めば進化する! Charles Darwinを例に ▶八宮孝夫 実践大学 「英語って楽しい」そう言ってもらえる授業を ▶植野由希恵 ● 今月の詩 ● Readers' Square―読者の広場 ● 巡る季節の中で 第1回 New! 秋の深まりの中で想う ▶野崎雅和 ● Essay ことば 倉敷から届けたかった私たちの言葉 ▶妹尾恵理子 ● 教室を豊かな学び合いの場に ~協同学習・学習集団づくりのすすめ! 第70回 想像力・創造力を"翼"に! ~協同の深い学びをつくる~ ▶吉岡潤子 ● ICT・オンラインで豊かな学びを保障する 第10回 まず確認問題作成と音読動画送信から ~教室内でChromebookを使ってみた~ ▶成田茂樹 ● 授業をおいしくするスマイル・レシピ 160 英語の歌で授業を始めよう Hasshyも歩けばEnglish Songsに当たる ▶橋山芳子 CREATIVE TEACHING ● 小学校英語の創造的な扱い方 NEW HORIZON Elementary 5 外国語科の特権! 海外の小学校とつながっちゃお Unit 7 Welcome to Japan ▶湯澤康介 CREATIVE TEACHING 中学教料書の創造的な扱い方 ● 1年 NEW HORIZON 1年前の私,そして私の町にあるものは ~ be動詞の過去形とthere is / there are の 文について~ ▶赤荻さやか ● 2年 BLUE SKY Unit 8 Working Oveerseas 受動態 教科書で世界旅行しよう ▶伊藤智子 ● 3年 NEW CROWN 心の通った表現と音読でキング牧師と,仲間と共に 学ぶ 心で感じる英文を受験期の今こそ・Lesson 5での取り組み ▶安部直子 CREATIVE TEACHING ● 高校英語の創造的な扱い方 語学を学ぶ醍醐味を求めて(2) ~ロシア語教育からみた語学学習の面白さ~ ▶遠藤雅公 ● 入門期の英語指導を考える 第10回 入門期のリス二ング指導―映画を活用して ▶瀧口 優 ● Youth Voice #12 Things Good or Bad for Our Health 健康に良いもの悪いもの ▶赤松敦子 ● 私の教室日記 # English Teacher 第22回 生徒たちの心に残る教材探し~出会いに感謝~ ▶乾まどか ● ちょっと楽しい帯学習 第10回 書きトレ! 英作文 ▶清水優延 ● 学びの源―みんな何から学んできたの? 第22回 辞書引きで新聞の見出しに出会う 紙の辞書でもタブレットでも 全員が引けるようになりたい ▶安野寿美 ● これが知りたい! 英語教育Q&A 第28回 CLILに基づく英語授業をどのように行ったら いいでしょうか? ▶工藤泰三 ● 緊急特別寄稿 都立高校入試へのスピーキング導入は, どのように決定されたのか? 教育産業への個人情報提供・予算支出への違和感 ▶久保野雅史 新英研 第58回全国大会和歌山大会 現地便り① 人間性ゆたかな英語教育の未来を拓く 「和のくに」和歌山から世界へ ▶江利川春雄 ● Book Review 『デジタルで変わる子ともたち』 『第四次産業革命と教育の未来』 ● 2021年度新英研 冬のブロック集会 ● 支部・サークルの活動から/掲示板 ● 新英研の窓/編集後記 |
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