■ 関東ブロック集会

2014年

関東ブロック集会2014


『東京から発信する国際交流ーゲストハウスとの実践とフィリピン旅行』

チーム若者in東京: 廣橋智美さん(品川区八潮学園)
福島悦子さん(足立区立西新井中)
堀恵美子さん(豊島区立駒込中)

◆ゲストハウスでつながる!外国人旅行客とのコミュニケーション<廣橋さん報告>

1.自己紹介
 東京の中学で2年目。 山口県出身で福岡の大学で学んだ。 オーストラリアへの留学がきっかけで、一年間で人生が変わった。 英語をやることで人生がこんなに楽しくなるんだと思い教師になった。
 一年目はうまくいかずラジカセが授業中に飛ぶような毎日だった。新英研を紹介され全国大会に出た。 そんなときでも実体験を語ると、どんなにうるさくても聞いてくれるということには気がついた。そこで、

 リアルタイムで人と繋がることに興味を持って欲しいと思った。

2.実践のきっかけ
 英語をして面白いと思うのは伝えたいことがあり、伝えたい相手がいて、英語でない と伝わらない環境で、初めてそう思うのではないか。 それができるのはどういうところかを考えた。
 学校の近くにゲストハウスという外国人のための安宿がある。旅行者なのであまり日本のことを知らない、 基本相部屋なので人とつながることを嫌がらない人が多く利用する、経営者も協力的なので、そこと交流することを試みた。

3.お勧め日本食マップ
 生徒がゲストハウスのお客さんたちにお勧めしたい日本食の説明を書かせた。これは教科書New Crown2年Lesson4 Enjoy Sushiを学んだあと、関連させて作らせたもの。 一人一つ自分の紹介したい食べ物を英語で説明するスピーチにして、 その後日本地図に貼って、ゲストハウスの廊下に貼ってもらった。ゲストハウスのお客さんたちに「食べたい、食べてきた」ものに小さいシールを貼ってもらった。ガンプラ焼きが人気。生徒は、「 先生、外国人が俺のに貼ってくれたんですか」と喜んでいた。京都に住んでいた生徒が明石焼きを紹介するなど生徒同士でも発見があった。 本当に「おたべ」を買って食べてくれた人もいた。

4.行って見たい国ブック
 行ってみたい国について書いたカードを一冊の本にした。シンガポールに行きたい生徒のカードの裏にシンガポールの人がメッセージを書いてくれた。 「何度見てもうれしいんだけど」 と何度も見る生徒がいた。ドイツからの旅行者がドイツがないと嘆いていたと聞いて旅行者もかけるようにした。 さっそく書いてくれた旅行者もいた。
<やり方>
 教科書Lesson8 India, My Countryのuseのページを使い、自分自身をサンプルにして前回よりもできない子が参加しやすいようにした。班ごとにプレゼンをして他の人の時は評価をしてもらった。プレゼンが一番心に残ったと感想にあった。

5.ピースブック
 小学校時代は広島で育ち、 祖父も原爆にあっている。平和教育というと暗いイメージを持っていたが、The Peace Book by Todd Parrを見て、これならと思った。 ピースブックを見たときまず生徒は絵に食いついた。中を見ながら、ピースってなんだろうと考えさせた。平和ってなんで木を植えること?砂漠化を食い止めるから、など生徒自身が結構発見してくれた。そこで、八潮学園版ピースブックを作ろう、と呼びかけた。問題傾向のある子も「平和とは一人一人が愛すること」と書いてくれた。

6.日本紹介show&tell
 ゲストハウスからゲストが班ごとに来て生徒の日本紹介を聞いてもらう実践。思いつくだけまずは日本語で日本文化を書き出す。全員で協力して辞書を引いて 日本語の簡単な説明文を書く。
 学校公開の日に自分の好きな紹介をするので決めてくるように課題を出す。
 写真や実物を持ってきて紹介した。『キスマイフット』というグループを紹介した生徒の熱の入れようはすごかった。
 事前に英語の先生に必ず聞いてもらいアドバイスをもらうこととした。
 「前の晩から楽しみで眠れなかった」という生徒もいた。
 実践後ゲストの一人からすぐにメールが来たので、そのサンキューレターを書いた。みんな喜んで書いていた。

<感想・質問>


◆世界に飛び出したくなる授業<福島さん報告>

 3年生になって落ち着いてきた。自分のフィリピンでの体験が生徒の興味をこんなにそそるとは思っていなかった。

  1. まずリスニングクイズ
    向こうの公立学校のクラスサイズや先生に独身が多いことなど話す。フィリピンの生徒は車で学校に行く。 朝は排気ガスで充満。歩くと貧乏だとばかにされる。フィリピンの生徒はトラッシュバッグを持って歩く。すごくstrictなスクールルールとなっている。
  2. 生徒のかつての自己表現Happiness is~を持って行き、向こうの生徒にも同じように書いてもらった。
  3. ジュリエンヌさんのハピネスは?などと聞いて、It to構文の導入に繋げた。さらにit is important for us to〜の自己表現につなげた。

◆フィリピンの中高生とメッセージ交流<掘さん報告>

 フィリピンの生徒に自己紹介カードを書かせる実践。少人数で制約はあるがやりたいことをやっていきたい。

  1. 事前に形がある程度決まったカードを書かせる。
    Hello from Japan.My name is 〜. I like 〜.
  2. 模造紙にスキー教室などの学校行事の写真とともに、貼る。
    構成は出発の前日に、思い立ってやったので自分でやった。
  3. 現地では生徒会の生徒などと交流した。
  4. 事後 フィリピンで買ってきたtシャツで登場。写真と英語でフィリピンの説明をする。
    生徒は関心を持って聞いた。特に食べ物jolybee( fast food)とかハロハロなど
  5. 書いてもらったものを班で協力して訳した。
    「意外とスペル間違ってるね」「 字汚いね」などとブツブツつぶやきながら、でも楽しそうにやっていた。
    思い切ってやることが大切だと思った。アジアンタペストリーで紹介予定。


<感想・質問>

<課題・ 学べること・ 自分がやりたいと思ったこと>





日時: 2014年1月5日(日) 10:15〜17:00
場所:
横浜市社会福祉センター 8階横浜市健康福祉総合センター内)

〒231-8482
横浜市中区桜木町1-1
電話 045-201-2060


JR 京浜東北・根岸線/横浜市営地下鉄(ブルーライン) 桜木町駅下車徒歩2 分

 JR桜木町駅の改札を出たら右に進んで下さい。
 地下道を利用する場合は、「出口西」を利用して下さい。


より大きな地図で 横浜市社会福祉センター を表示
日程・内容:  9:40 受付
10:15 開会式(大会議室8A+8B)
10:30 実践報告・ワークショップ(吉牟田)
12:00 昼食、バザール
◇8A,8Bでのみ持ち込んだ昼食をとることが可能。
13:00 講演(斎藤)
15:00 休憩、移動
15:15 分科会(2会場:中学校=8A+8B/ 高校=8F
16:45 分科会終了
実践報告・ワークショップ:吉牟田聡美さん(聖学院大学)
「『実践通訳ガイド』ワークショップおよび実践報告」▼

講演:斎藤兆史さん(東京大学大学院教育学研究科教授)
「英語教育の現場に自信を取り戻す」▼

分科会(中学・高校)
*「中学」「高校」が同時間帯に行われます。当日どちらかを選んでご参加下さい。
●中学●「東京から発信する国際交流
    〜ゲストハウスとの実践とフィリピン旅行〜 」▼

チーム 若者 in 東京
廣橋 智美(品川区八潮学園)
福島 悦子(足立区立西新井中学校)
堀 恵美子(豊島区立駒込中学校)

●高校●「心を読み解く英語リーディング」▼
和田 玲さん(都内私立高校)
参加費: 教員、一般1,500円  学生500円(当日の受付でお支払い下さい)
申し込み: 当日受付を原則としますが、メールによる事前受付も行います。メールによる事前申し込みを希望される方は、メールで
fwnf6910@mb.infoweb.ne.jp あてに
①お名前(ふりがな)・②都県名・③勤務先名をお知らせ下さい。
件名を「関東ブロック集会参加申し込み」として下さい。
問合せ先: 新英語教育研究会神奈川支部事務局 萩原一郎 クリックするとメーラが開きます。

(各支部事務局)
東京支部 安野 クリックするとメーラが開きます。
群馬支部 見城 クリックするとメーラが開きます。
茨城支部 新妻 クリックするとメーラが開きます。
千葉支部 宇野 クリックするとメーラが開きます。
埼玉支部 淺川 クリックするとメーラが開きます。
山梨支部 石山 クリックするとメーラが開きます。
その他: 研修会後、17:30より懇親会を行います。どなたでも参加できます。
ダウンロード: チラシです。4種類のファイルとも、内容は全て同じです。
B4:PDFファイル 2014kanto-block(B4).pdf 一太郎ファイル 2014kanto-block(B4).jtd
A4:PDFファイル 2014kanto-block(A4).pdf 一太郎ファイル 2014kanto-block(A4).jtd 

(2013年11月28日掲載/2014年1月5日更新)

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