■ 東海ブロック集会

2007年

2007年 第35回東海ブロック合宿研究集会
「どっこい生きている。素晴らしい発表と交流」


  第35回新英研東海ブロック研究集会は1月6〜7日に静岡で開かれた。予想を超える参加者が、かもめ舞う浜松の弁天島に集まった。小学校、中学、高校、高専、大学、塾、英語以外の教科担当の先生まで様々。

感動の記念講演

 記念講演はこれまで静岡新英研を長年リードしてきて頂いた鈴木光治先生。題名は「戦後最大の危機-憲法改正に立ち向かう。」日本国憲法成立経緯の検証から、改正論の問題分析、アメリカの国旗敬礼拒否裁判、そして英語教師として何ができるかという話まで極めて興味深い。  外国語を学び、教える者として、物事を多様な角度から比較して考える事の大切さと大きな可能性を説く先生のお話から多くのことを学ぶと共に、常に問題意識を持って学び続けるお姿に心が熱くならずにいられなかった。

内容深いレポート


 レポートは8本。小学校の先生から今年度で退官される大学の先生までバラエティに富む。何れのレポートも日々の実践に基づく内容深いものであった。

 初日、記念講演に続いて愛知と三重からそれぞれ2本のレポート。初めは愛知、岡崎南中学の三浦照代先生。「3単現のSを豊かに学ぶ-世界子ども会議を開催して」 愛知2本目は安城市立安祥中学の外山晴子先生「続・生徒を引きつける教材作り-全国大会アンコールレポート続編」 三重の最初は名張桔梗丘高校の森川正美先生「日々の教室より」。岡邦雄先生「英語のしらべもの-検索のロングテール」

 2日目はレポート4本。静岡から北野教子先生(岡部町立朝比奈第一小学校)「小学校での12年間の実践報告」小原百合子先生(県立湖西高校)「ティームティーチングでの試み」続けて愛知県立渥美農業高校の杉浦俊一先生「生徒に題材をとったオリジナル教材」そして最後を締めてくださったのは岐阜の安藤富雄先生(日本福祉大学)「英語教師40年のなれの果て」大学でのシニア英会話、平和学、区切り読み等々、実に示唆に富むもの、学ぶものばかり。  質問、意見も多かったが、論を深める時間が少なかったのは残念、改善の余地あり。

空にかかる虹


 2日目朝は雨だったが、閉会時にはその雨も上がる。帰り、弁天島の駅からは大きな虹が見える。今年も「情勢は厳しいが、現場では『どっこい生きている』という気持ちで頑張りたい。」参加された先生のお言葉だが、その通り良い大会でした。

(連絡先:山口良二)
(2007年5月14日)



日 時: 2007年1月6日(土)13:30〜7日(日)13:00
会 場:
サンレイク美浜荘
Tel 053-592-2200
(JR弁天島駅下車徒歩5分、東名浜松西インターから25分)
会 費: 参加費2,000円(2日参加)、1,000円(1日参加) 
宿泊費9,000円(1泊3食付:1/7夜 1/8朝・昼)
内容:
記念講演:
「戦後最大の危機、憲法改正に立ち向かう」
元静岡県島田商業高校・鈴木光治先生
レポート:
各県から2本ずつ報告されます。
申込締切: 12月4日(月)。それ以降は下記に問い合わせを。
申込先: 山口良二