■ 北海道ブロック集会
2007年
2007年 北海道ブロック集会(第40回全道外国語教育研究集会)
北海道新英研の記念すべき第40回全道外国語教育研究集会は、2007年1月6日・7日の両日、札幌市のホテルユニオンを会場に開催されました。
「子どもと未来と英語をつなぐ――公教育としての英語の学力と学習意欲を考える――」をテーマとする今回の研究集会のキーワードは『つ・な・ぐ』。
東京都西東京市立保谷中学校教諭の安部直子先生による講演、北星学園女子高等学校教諭のJerald Pike先生によるワークショップ、研究報告(1本)、実践報告(5本)という多彩な内容と、久しぶりに50名を越える参加者によって、質・量ともに40周年を飾るにふさわしい研究集会となりました。初参加者は、中学6名、高校6名の計12名でした。また、「この日」のために作られた創立40周年記念誌『背筋を伸ばして新しい英語教育を探求 山越え谷越え40周年』の発刊は、北海道新英研の過去と現在と未来をつなぐ意味においても、研究集会成功の一翼を担う特筆すべき事業となりました。
『飛びだそう世界へ、つながろう人々と――響き合う授業で本当の英語の学力を』と題して行われた安部直子先生の誠実なお人柄を醸し出す語り口による講演は、きわめて示唆的で、地に足のついた実践家としての魅力に溢れたものでした。その行動力と情熱は強く参加者の心に響いてきました。そして、今回の講演の為にまとめられた膨大な資料集と研究集会会場の壁を埋めたたくさんの掲示物は圧巻でした。
“Let's Teach English in English”というテーマでのPike先生によるワークショップは、たいへんな好評を博しました。1時間30分という時間がほんとうに短く感じられ、『もっと時間をかけてもよかった』と感じています。1グループ4〜5人に分け、以下の3点について意見交換をおこなった後、代表者が報告し、Pike 先生がその報告を白板にまとめるという形式でワークショップはすすめられました。
函館稜北高等学校教諭・谷川敬一氏による『日韓英語リスニングテストの考察』と題する研究、登別市立幌別中学校教諭・土門玲子氏による『生徒と織りなす自己表現(文集)〜苦しみと悩み、そして喜び〜』、長万部高等学校教諭・久光原氏による『中・高連携する英語自主教材の指導事例とOCでのウオームアップにおけるDVD活用の一考察』、蘭越中学校教諭・安富陽露美氏による『実践的コミュニケーション能力を高める指導法の研究』、様似中学校教諭・大口雅也氏による『アイヌでつなぐ<キツネとチャランケの教材化>』、帯広三条高等学校教諭・藤岡博史氏による『英語教師人生を振り返る〜みんなが参加する授業をめざして〜』と題する5本の実践、計6本が2日間に亘り報告されました。
参加者の構成を考えて、今回も中学・高校ともに3人ずつお願いしましたが、所属校の種類を問わず、すべての報告を通して多くのfruitsが収穫できたことと確信していますが、報告後の質問の「場」以外にも報告者と交流できる「場」があれば、その収穫量は増えたかもしれません。
今回は、これまでの40年を総括するとともに新たなる10年の方向性を考えるという「節目」の研究集会でした。今研究集会を成功裡に終わらせるために、お力添えを頂いたすべての方に心から感謝いたします。
「子どもと未来と英語をつなぐ――公教育としての英語の学力と学習意欲を考える――」をテーマとする今回の研究集会のキーワードは『つ・な・ぐ』。
東京都西東京市立保谷中学校教諭の安部直子先生による講演、北星学園女子高等学校教諭のJerald Pike先生によるワークショップ、研究報告(1本)、実践報告(5本)という多彩な内容と、久しぶりに50名を越える参加者によって、質・量ともに40周年を飾るにふさわしい研究集会となりました。初参加者は、中学6名、高校6名の計12名でした。また、「この日」のために作られた創立40周年記念誌『背筋を伸ばして新しい英語教育を探求 山越え谷越え40周年』の発刊は、北海道新英研の過去と現在と未来をつなぐ意味においても、研究集会成功の一翼を担う特筆すべき事業となりました。
『飛びだそう世界へ、つながろう人々と――響き合う授業で本当の英語の学力を』と題して行われた安部直子先生の誠実なお人柄を醸し出す語り口による講演は、きわめて示唆的で、地に足のついた実践家としての魅力に溢れたものでした。その行動力と情熱は強く参加者の心に響いてきました。そして、今回の講演の為にまとめられた膨大な資料集と研究集会会場の壁を埋めたたくさんの掲示物は圧巻でした。
“Let's Teach English in English”というテーマでのPike先生によるワークショップは、たいへんな好評を博しました。1時間30分という時間がほんとうに短く感じられ、『もっと時間をかけてもよかった』と感じています。1グループ4〜5人に分け、以下の3点について意見交換をおこなった後、代表者が報告し、Pike 先生がその報告を白板にまとめるという形式でワークショップはすすめられました。
- What are the advantages of teaching in English?
- What are some of the drawbacks that you can see to teaching in English?
- What are some of the compromises we can make to incorporate instruction in English?
函館稜北高等学校教諭・谷川敬一氏による『日韓英語リスニングテストの考察』と題する研究、登別市立幌別中学校教諭・土門玲子氏による『生徒と織りなす自己表現(文集)〜苦しみと悩み、そして喜び〜』、長万部高等学校教諭・久光原氏による『中・高連携する英語自主教材の指導事例とOCでのウオームアップにおけるDVD活用の一考察』、蘭越中学校教諭・安富陽露美氏による『実践的コミュニケーション能力を高める指導法の研究』、様似中学校教諭・大口雅也氏による『アイヌでつなぐ<キツネとチャランケの教材化>』、帯広三条高等学校教諭・藤岡博史氏による『英語教師人生を振り返る〜みんなが参加する授業をめざして〜』と題する5本の実践、計6本が2日間に亘り報告されました。
参加者の構成を考えて、今回も中学・高校ともに3人ずつお願いしましたが、所属校の種類を問わず、すべての報告を通して多くのfruitsが収穫できたことと確信していますが、報告後の質問の「場」以外にも報告者と交流できる「場」があれば、その収穫量は増えたかもしれません。
今回は、これまでの40年を総括するとともに新たなる10年の方向性を考えるという「節目」の研究集会でした。今研究集会を成功裡に終わらせるために、お力添えを頂いたすべての方に心から感謝いたします。
(文責:事務局長・新野さちえ)
(2007年5月14日)
期 日: | 2007年1月6日(土)9:30〜7日(日)15:00 |
会 場: |
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テーマ: |
子どもと未来と英語をつなぐ ――公教育としての英語の学力と学習意欲を考える |
内 容: |
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参加費: | 3000 円(会員), 4000円(一般), 1000円(学生) |
連絡先: | 新野さちえ |
詳 細: | ホーム・ページでごらんください。http://www.geocities.jp/hoknets/ |