■ 関西ブロック研究集会

2003年

2003年 新英研関西ブロック合宿研


  新年恒例の関西ブロック合宿研は今回、神戸北野・異人館通り「六甲荘」で行われました。

記念講演

 1日目記念講演は、兵庫原水協理事・AALA理事の岩井直臣氏「英語は言葉より心」でした。ライフワークが反核平和の岩井さん、「なぜ英語が好きになったのか?」「英語(外国語)は度胸と愛嬌」「Thank youと Pleaseで大方はOK」等、ご自分の英語体験を交えて平和を愛する人々の運動と交流を語っていただきました。

レポート

  レポートは4本ありました。

 実践報告(1)は、大教大附属平野中の納田享子さん-「チャップリンの独裁者」を読む-でした。進学校の悩みを抱える中で、是非「チャップリンの独裁者を!!」と取り組みました。納田さん自らが「最後の演説」を熱演し、それが生徒の感動を引き起こすことになったなど、リアルな報告がありました。

 レポート(2)は、京都・大山崎町立大山崎中学校の原田美智子さん「少人数授業と評価の実態」。京都で実施されている今年の少人数授業と習熟度別授業についての状況が報告されました。原田さんの学校での取り組みでは、プラス面はあるが、押しつけられるしんどさや矛盾を生の声で話されました。少人数授業や評価について、それぞれの地域での実態などを交流しました。

 レポート(3)は、滋賀・石山高校、野崎雅和から今年度の今までの授業を報告。「アミスタッド」を取り上げ、緻密に授業をしていった様子や、学園祭で担当クラスが「クラス劇、火垂の墓」に取り組み、盛り上がり熱演したことが報告されました。

 レポート(4)は、兵庫・夢前中の森高省治さん「音-文字-単語-文」。音声から入って基礎基本の学習をわかりやすくどの子にも力が付くよう努力されている実践を報告されました。しっかりした研究・分析をもとにしてフォニックスに力を入れている授業の報告もあり楽しさ、わかりやすさが実感できました。

 最後の閉会の時には、森高先生のギターに合わせてみんなで”We Shall Overcome”を歌いました。
 「合宿研最高!!」という感想もありましたが、関西ブロックの良さを実感し、とても良い刺激をもらった研究会でした。来年の合宿研は大阪の予定です。楽しみにしています。

(2003年6月11日)

と き: 2003年1月5日(日)12:30受け付け開始〜1月6日(月)12:00終了
ところ: 共済会館神戸宿泊所「六甲荘」
内 容: 記念講演及び2日間にわたり実践報告(各県より)
参加費: 資料代も含め3,000円
宿泊費: 1泊2食 9,500円
申込み : 長谷川和久

(2002年12月8日)